@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065734, author = {益田, 淳朗 and 納谷, 昌直 and 吉永, 恵一郎 and 横式, 尚司 and 三山, 博史 and 真鍋, 治 and 筒井, 裕 and 玉木, 長良 and 吉永 恵一郎}, month = {Sep}, note = {目的 心臓交感神経機能障害は心房細動の発症や持続に関連している。したがって、その予防や治療の観点から、両者の関連は重要であると考えられるが十分には検討されていない。本研究の目的は、心房細動患者において左室全体および局所の交感神経障害の有無を明らかにすることである。 方法 器質的心疾患の既往がない心房細動患者群9名 (65.8±7.9歳)と健常群10名 (32.4±9.6歳)で、心臓交感神経機能評価を11C-Hydroxyephedrine (HED) PET/CT、安静時心筋血流量 (MBF)を15O-H2O PET/CTで評価した。交感神経機能の指標として、HED PET/CTでRetention index (RI)を左室全体と4領域 (前壁、中隔、側壁、下壁)とで測定した。さらに、RIをH2O PET/CTにより測定したMBFで補正し、RI/MBF ratioを算出した。 結果 心房細動患者群で、左室駆出率 62.0±12.1%であった。安静時心筋血流量は両群間で差を認めなかった (P=1.00)。RIは心房細動患者群で健常群と比較し著明に低下しており (0.069±0.026 vs. 0.157±0.029 /min, P<0.001)、RI/MBF ratioは心房細動患者群で有意に低下していた (0.099±0.053 vs. 0.203±0.045, P<0.001)。左室4領域における局所の評価では、RI (P=0.90)およびRI/MBF ratio (P=0.96)はいずれも低下を認めなかった。RIおよびRI/MBFは、左房径、心房性利尿ペプチド、罹病期間といずれも関連を認めなかった。 結論 心房細動患者では心機能が保たれているにも関わらず左室全体において心臓交感神経機能障害を認めた。心房細動では、早期から心臓交感神経機能が障害されている可能性が示唆された。, 第63回日本心臓病学術集会}, title = {心房細動患者における11C-Hydroxyephedrine PET/CTを用いた心臓交感神経機能の検討}, year = {2015} }