@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065658, author = {高瀬, 信宏 and 佐方, 周防 and 水野, 秀之 and 福村, 明史 and al., et and 高瀬 信宏 and 佐方 周防 and 水野 秀之 and 福村 明史}, month = {Apr}, note = {1.背景・目的 近年,電離箱は小容量化,治療用照射装置は高線量率化の傾向にあり,また産業技術総合研究所では線種毎の標準供給が計画されている.そのため将来,現行の一体校正のままでは難しい局面を迎えるであろう. 現在,医用原子力技術研究振興財団では電位計と電離箱の分離校正のJCSS登録事業者を目指している.欧米1,2)には既に分離校正があるが,日本では電位計の標準が確立されていない.電位計の常用参照標準は,製品評価技術基盤機構(NITE)発行のJCT-21007技術的要求事項適用指針(適用指針)3)の具備条件を満たせば良い.そこで適用指針に準拠し,電荷の絶対計測を可能とする標準電位計を組み立てた. 2.方法 電位計には適用指針の具備条件を満たす川口電機製作所製のMMAⅡ-17Eを,フィードバックキャパシタには同社製の空気キャパシタを用いた.またMMAⅡ-17Eの出力電圧はDMM(YOKOGAWA7562)で読み取った.これらの空気キャパシタ及びDMMは,適用指針のトレーサビリティ体系に従い,JCSS登録事業者によるJCSS校正を予め受けた. 電位計の電位感度(入力電圧と出力電圧の関係)はDMM及び直流電圧発生装置(ADCMT6161)を用いて自己校正した. ケーブルを含めた回路上の静電容量(内部容量)は,黒澤らの方法4)に倣い,空気キャパシタ及び直流電圧発生装置を用いて決定した. 標準電位計の妥当性は,欧米の電位計校正1,2)に倣い,空気キャパシタ及び直流電圧により組み立てた電荷を計測し,理論値(Q=C×V)と比較することで検証した. 3.結果・考察 電位感度の自己校正値は,1~2ヶ月の校正頻度でも不確かさ0.011%として運用できることが分かった. 内部容量は,電荷計測前に毎回決定すれば不確かさが0.01%未満になることが分かった. 標準電位計による電荷計測値は,その不確かさ0.049%(k=1)の範囲内で理論値と一致した.自己校正及び決定作業を含め,標準電位計の妥当性が示された. 4.結論 NITEの適用指針に準拠して標準電位計を組み立てた ところ,その電荷計測値は不確かさの範囲内で理論値と一致した.この標準電位計は,ユーザ電位計を比較校正するための常用参照標準として使用できる., 第109 回日本医学物理学会学術大会}, title = {Development of a separated calibration system for electrometer and ionizing chamber (1): Standard electrometer}, year = {2015} }