@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065656, author = {中西, 郁夫 and 大久保, 敬 and 今井, 耕平 and 上林, 將人 and 吉橋, 泰生 and 松本, 謙一郎 and 福原, 潔 and 寺田, 勝英 and 伊東, 忍 and 小澤, 俊彦 and 福住, 俊一 and 中西 郁夫 and 大久保 敬 and 今井 耕平 and 上林 將人 and 松本 謙一郎 and 小澤 俊彦}, month = {Jun}, note = {【目的】抗酸化物質の活性評価に用いるDPPHラジカルは水に溶けないため、水溶液中で用いる場合にはエタノールなどの共溶媒が必要である。このためpHを制御する際には緩衝塩が析出するという問題があった。我々は最近、DPPHラジカルをβ-シクロデキストリン(β-CD)に包接させることで水溶化することに成功した(Chem Commn 2015; 51: 8311-8314)。本研究では、この水溶化DPPHラジカルを用い、水溶性抗酸化物質の速度論的活性評価を行った。 【方法】DPPHラジカルとβ-CDに沸騰水を加えて攪拌し、室温まで冷却後、孔径0.22 μmのメンブレンフィルターでろ過することによりDPPHラジカル水溶液を得た。反応の追跡にはユニソクRSP-1000-02型ストップトフロー分光測定装置を用いた。 【結果】リン酸緩衝液(0.1 M, pH 7.4)中、DPPHラジカル水溶液にTroloxを加えると、527 nmの吸収が減少し、DPPHラジカルが効率良く消去された。527 nmの吸光度の経時変化を解析することにより、この反応の二次反応速度定数(k)を1.8 × 10(4) M(-1) s(-1)と決定した。この値はエタノール-水(pH 7.4) (1:1 v/v)混合溶媒中における値とよく一致し、β-CDがDPPHラジカルの反応性を阻害しないことが明らかとなった。アスコルビン酸に対しても同様にしてk値を7.2 × 10(3) M(-1) s(-1)と決定した。 【結論】β-CD包接DPPHラジカルを用いることにより、高濃度(0.1 M)の緩衝液中でも抗酸化物質の活性評価が可能となった。, 第68回日本酸化ストレス学会学術集会}, title = {シクロデキストリンで水溶化したDPPHラジカルを用いた水溶性抗酸化物質の速度論的活性評価}, year = {2015} }