@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065506, author = {片桐, 健 and 永津, 弘太郎 and 北條, 悟 and 中尾, 政夫 and 鈴木, 和年 and 野田, 章 and 野田, 耕司 and 片桐 健 and 永津 弘太郎 and 北條 悟 and 中尾 政夫 and 鈴木 和年 and 野田 章 and 野田 耕司}, month = {Sep}, note = {重粒子線治療におけるPET装置を用いた照射野のリアルタイムイメージング技術の実現のために,陽電子放出核である10/11C核種を一次ビームとして治療室へ供給する方法を検討している.この方法ではイオン源にて10/11Cイオンを生成し,それらのイオンを後段の加速器(シンクロトロン等)により治療に必要なエネルギーまで加速する.この方法を実現する為には,高純度の10/11CH4分子を~1013個程度生成しなければならない.本研究の目的は,そのガスの生成を行う10/11CH4分子生成・分離装置を開発する事である. 10/11CH4分子生成・分離装置の模式図を図1に示す.この装置の真空チェンバーには,クライオクーラーにより冷却された不純物トラップとメイントラップが備わる.これらのトラップにより,蒸気圧の温度依存性が分子種ごとに異なることを利用して,CH4分子とそれ以外の不純物分子の分離を行う.不純物トラップの温度は100 K程度に冷却され,比較的蒸気圧の低い分子(CO2,H2O等)がその表面に凝縮する.メイントラップは20 K程度にまで冷却され,蒸気圧の高い分子(N2, O2)とCH4分子が凝縮する.このメイントラップにはヒーターが備わり,それにより温度制御を行うことで,CH4分子,或はそれ以外の不純物分子を気化させて選択的に取り出す事ができる.平成25年度より装置の設計・製作を開始し,これまでにその装置と非放射性メタン(12CH4)ガスを用いて基礎的な性能評価実験を行った.空気とCH4の混合ガスから,不純物であるN2分子, O2分子,CO2分子,H2O分子を分離する実験を行った.この実験により,メイントラップ上に凝縮したN2分子, O2分子,及びCH4分子が気化を始める温度が確かめられた.これらの温度を考慮しトラップ温度を設定する事で,45倍以上多いN2分子をCH4分子から分離出来る事が確認された(図2).また,冷却前にはチェンバー内に多数存在したCO2,H2O分子については不純物トラップ上に留めることができ,CH4分子から高い効率で分離出来ることが確認された., 第75回応用物理学会秋季学術講演会}, title = {10/11Cイオン生成・加速のための10/11C分子生成・分離システムの開発}, year = {2014} }