@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065471, author = {大町, 康 and 酒井, 一夫 and 赤羽, 恵一 and 栗原, 治 and 矢島, 千秋 and 取越, 正己 and 及川, 将一 and 金, ウンジュ and 高島, 良生 and 四野宮, 貴幸 and 藤島, 亮 and 米原, 英典 and 高田, 真志 and 大森, 康孝 and et.al and 大町 康 and 酒井 一夫 and 赤羽 恵一 and 栗原 治 and 矢島 千秋 and 取越 正己 and 及川 将一 and 金 ウンジュ and 高島 良生 and 四野宮 貴幸 and 藤島 亮 and 米原 英典 and 高田 真志 and 大森 康孝}, month = {Jun}, note = {1. はじめに  平成26年度から順次避難指示区域の解除が始まる中、帰還後に想定される個人被ばく線量の水準の把握に資するため、避難指示解除準備区域・居住制限区域内の代表的な生活場所における放射線場の評価と個人線量計を用いた被ばく線量を実測し、空間線量当量と個人線量当量の関係を検討した。 2. 方法 避難指示解除準備区域である田村市、川内村と、比較検証のために空間線量率の高い飯舘村における、民家(5)、公民館(6)、農地(7)、山林(2)、広場(3)、公共機関(1)、学校(3)(括弧内は調査地点数)を調査対象とし、屋内外等の空間線量率をNaI(Tl)シンチレーションサーベイメータで、NaI(Tl)シンチレーション検出器でガンマ線波高分布を計測した。日中の調査で、調査員5名が4種類の電子式個人線量計(A社2種、B社1種、C社1種)を装着し積算線量を記録するとともに、調査地点の活動時刻を電波式腕時計で、緯度経度情報をGPSロガーにより記録した。調査活動の行動記録をもとに活動時間中の積算空間線量と、A社の一機種で測定した積算個人線量を比較した。 3. 結果 調査対象区域は山林に囲まれた場所で、対象地点の屋外の空間線量率は、ほぼバックグラウンドレベルである川内村の除染済み学校校庭の0.10μSv/hから、居住制限区域で未除染である飯舘村の公民館前庭の5.64μSv/h(いずれも調査地点平均値)という範囲であった。スペクトル分析では、134Csと137Cs由来のピークが認められ、また周辺の山林等からのガンマ線が土壌、空気で散乱し飛来していると考えられるセシウム後方散乱ピークが確認された。調査員が装着した個人線量計での実測積算個人線量は、空間線量率から推定された積算空間線量のおよそ0.7倍であったが、調査員の体型により変動する可能性も示唆された。 4. まとめ 今回調査した地点は、地表沈着の放射性セシウムに加えて四方の汚染山林からの散乱線が飛来するという放射線場であった。調査例数は少ないものの個人線量当量は空間線量当量のおよそ0.7倍であった。体型による影響や、四方が汚染山林で囲まれていないような場所での個人線量当量と空間線量当量の関係等が今後の課題と考えられる。, 日本保健物理学会第47回研究発表会}, title = {東京電力㈱福島第一原子力発電所事故に係る個人線量の特性に関する調査(3)現地試験(1)(空間線量率及びγ線エネルギースペクトルの測定結果と人体に着用した個人線量計の応答)}, year = {2014} }