@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065437, author = {古場, 裕介 and 松藤, 成弘 and 藤原, 健 and 高橋, 浩之 and 古場 裕介 and 松藤 成弘}, month = {Mar}, note = {陽子線や重粒子線を用いる粒子線治療は線量集中性が良く、周辺重要臓器への付与線量を大幅に低減できることから高度放射線治療の一つとして広く普及しつつある。重粒子線治療など高精度放射線治療におけるQA/QCのための線量分布測定は高精度・高空間分解能な測定が要求されている。これらの測定では主として電離箱線量計を用いた走査的な測定が行われているが、非常に時間と手間を要することが問題となっている。簡易的に線量分布測定を行う検出器としてゲル線量計や組織等価型TLスラブ線量計などが開発されているが、重粒子線のような高LET放射線において線量と応答の線形性が得られないことが分かっている。LETが大きく変化する重粒子線の線量分布測定ではLET依存性のない検出器の開発が必要であるが、ガス中の電離を利用した検出器はLET依存性が非常に小さいことから重粒子線の線量分布測定への応用が期待されている。 我々はこれまでガス検出器の一つであるGlass GEMとシンチレーションガス(Ar/CF4)を用いた炭素線の2次元線量分布測定システムの開発を行ってきた(図1)。本検出器はシンチレーションガス中の電離量分布をガラス製のGEM(Gas Electron Multiplier)にて電子増幅し、その際に発生した光量分布を裏側から45度に配置した鏡と冷却CCDカメラを用いて撮影するというものである。本検出器を用いて炭素線の水中深度応答分布の測定を行ったところ、検出器構造と素材に起因する応答から正しく線量に比例した光量分布を得ることできなかった。今回、原因となる検出器構造と素材を改良することにより、これらの問題を改善することが可能であることが分かった(図2)。本発表では、今回行った改良点と炭素線応答結果の詳細について報告する。, 2014年第61回応用物理学会春季学術講演会}, title = {シンチレーティングGlassGEMの炭素線に対する応答(2)}, year = {2014} }