@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065379, author = {季, 斌 and 季 斌}, month = {Sep}, note = {人工多能性幹細胞(Induced Pluripotent Stem Cells: iPSC)を用いる細胞代替療法は神経細胞の変性脱落により発症する神経変性疾患の新たな治療法になることが期待されている。脳内に移植されたiPSCが神経細胞などの中枢神経系細胞に分化し、神経細胞の脱落により失われた神経機能を取り戻すことが既にいくつかの疾患動物モデルを用いた研究で成功している。細胞代替療法において、iPSC由来神経細胞が正常な神経細胞として、機能することが治療効果の前提である。従って、脳内移植されたiPSCの神経分化、そして正常なる神経機能をin vivoで評価するイメージング技術が将来の臨床応用を考える上に不可欠である。 ポジトロン断層撮影(Positron Emission Tomography: PET)や核磁気共鳴画像法(Magnetic Resonance Imaging: MRI)といった分子イメージング技術は組織深部のターゲット分子の挙動を非侵襲的にとらえることができるから、実験動物を用いる基礎研究から患者を対象とする臨床研究まで、一貫して研究を行える。一方、移植細胞のin vivoイメージング技術として、PETやMRIで可視化できる外因性遺伝子を細胞に導入し、その遺伝子の発現を検出するレポーター遺伝子法が一般的に行われてきたが、中枢神経系に利用できるものがない。また、iPSC由来神経細胞の神経細胞としての正常なる機能をin vivoで評価することも現状ではできない。 近年、分子生物学の技術革新により、排他的に神経機能を制御できる人工受容体(Designer Receptors Exclusively Activated by Designer Drugs: DREADD)が開発された。これらの人工的受容体は内因性リガンドの活性制御を受けず、人工リガンドのみ、その活性が制御されるので、特定神経のみその機能を人工的に操ることが可能になった。ここで、我々はDREADDの一つであるヒトムスカリン性受容体4(human muscarinic receptor 4)DREADDのPETリガンドを開発し、脳内移植されたhM4D発現iPSCの神経分化及びその神経機能の評価を行った。, 第86回日本生化学会シンポジウム}, title = {新規イメージング技術を用いたiPS細胞の神経分化及び神経機能の評価}, year = {2013} }