@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065373, author = {森岡, 孝満 and 砂押, 正章 and 上西, 睦美 and 山本, 裕子 and Blyth, Benjamin and 尚, 奕 and 谷, 修祐 and 西村, 由希子 and 柿沼, 志津子 and 島田, 義也 and 森岡 孝満 and 砂押 正章 and 上西 睦美 and 山本 裕子 and Blyth Benjamin and 尚 奕 and 谷 修祐 and 西村 由希子 and 柿沼 志津子 and 島田 義也}, month = {Sep}, note = {「がん」は、厚生労働省の報告によると1981年以降常に我が国における死亡原因の第1位であり、現在ではがん罹患数は年間60万人以上、がん死亡数は年間30万人以上(総死亡の約30%)に達している。今後のさらなる高齢化社会に伴い、がん罹患率・がん死亡率の増加が危惧されている状況であり、このまま2020年までがんによる死亡数が増加し続けると国民の2人に1人はがんで死亡する時代となり、もはや国民病と言えざるを得ない状況へと向かっている。がんの原因として、遺伝要因の関与が重要であることは周知のとおりであるが2000年にLichtenstein博士らによる約4万5千組の双生児を対象としたコホート研究によって殆どの臓器のがん発生に遺伝要因より環境要因、特にたばこと食生活が密接に関与していることが明らかとなっている。放射線のがんの原因として占める割合は1%以下と低いが、CT検査や放射線治療等による医療被ばくの増加や東日本大震災での原発事故による長期低線量被ばくなどの影響による発がんが危惧されている。いずれにせよ、このようながんの発生に対する対策は重要かつ急務を要する課題である。従って、早期発見・早期治療を目標とした2次予防に加え、発がん物質への暴露の防止、生体防御力の増強、生活習慣や食生活の改善そして化学予防などの1次予防の必要性が重要視されている。  東日本大震災以降、国民の関心事は長期低線量被ばくによる生体影響と放射線誘発がんの予防に注がれている。近年、抗酸化作用などの生理活性作用を有する植物由来のフィトケミカルにがんの予防効果があることが多種の化学発がんモデルを用いた研究で証明されている。それ故、フィトケミカルが放射線被ばく後の発がんリスク低減化策としての強力なツールと成り得る効果も大いに期待できる。今回、がん化学予防の位置づけ、フィトケミカルのがん化学予防剤としての有用性、放射線防護剤の現状及びフィトケミカルの放射線誘発がんに対する予防剤としての可能性について紹介したい。, 低線量放射線影響研究交流会}, title = {がん化学予防}, year = {2013} }