@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065359, author = {山田, 裕 and 岩田, 健一 and 森岡, 孝満 and 西村, まゆみ and 柿沼, 志津子 and 島田, 義也 and 山田 裕 and 岩田 健一 and 森岡 孝満 and 西村 まゆみ and 柿沼 志津子 and 島田 義也}, month = {Oct}, note = {近年、小児に対する医療放射線の被ばくが増えてきたことなどから、こどもに対する放射線の影響について高い関心が払われるようになってきている。特に、放射線による発がんリスクが、他の臓器に比べて高い肺については、正確な肺がんリスクを求めておくと共に、適切な防護措置がとられる必要がある。原爆被ばく者の疫学データにおいては、肺がんの過剰絶対リスクは、被ばく時年齢に関わりなくほぼ一定であることから(Preston (2007))、肺がんの発生において、発がん感受性はあまり年齢に依存しないと考えられる。しかし、タバコなどの交絡因子の影響など、放射線による肺腫瘍誘発における照射時年齢依存性については不明なところがある。  今回、実験動物を用いて、胸部X線照射による肺腫瘍誘発の照射時年齢依存性について調べたので報告する。1週齢、5週齢及び15週齢の雌Wistarラットの胸部にX線(1〜5Gy)を1回照射し、生涯飼育した。コントロール群では乳腺腫瘍、子宮腫瘍、卵巣腫瘍、脳下垂体腫瘍が生じ、平均生存期間は878日であった。照射群では、これらに加えて、肺腫瘍、胸部乳腺腫瘍、骨腫瘍等が増加し、これらの腫瘍により平均生存期間は短縮した。いずれの週齢群でも照射により、線量依存性に肺腫瘍(腺腫、腺癌および扁平上皮癌)が誘発された。肺腫瘍誘発率を各週齢群で比較したところほぼ同程度であり、照射時の週齢に依存しなかった。以上の結果は、ラットにおいて、放射線誘発肺腫瘍に照射時年齢依存性はあまりないことを示している。, 日本放射線影響学会第56回大会}, title = {X線胸部照射ラットにおける肺腫瘍誘発の照射時年齢依存性について}, year = {2013} }