@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065274, author = {砂押, 正章 and 甘崎, 佳子 and 平野, しのぶ and 臺野, 和広 and 西村, まゆみ and 島田, 義也 and 立花, 章 and 柿沼, 志津子 and 砂押 正章 and 甘崎 佳子 and 坂入 しのぶ and 臺野 和広 and 石田 有香 and 島田 義也 and 立花 章 and 柿沼 志津子}, month = {Oct}, note = {【目的】原爆被爆者の疫学調査から、小児期被爆による白血病リスクが高いことが明らかとなった。また、チェルノブイリ事故の被ばく者において小児甲状腺がんの増加がみられ、成体期の甲状腺がんとは原因遺伝子や変異メカニズムが異なることが報告された。これらの結果は、放射線発がんには被ばく時年齢依存性があることを示している。我々はこれまでに、被ばく時年齢の異なるマウスに誘発されたTリンパ腫 (TL) の解析を行い、幼若期照射(X線1.2 Gyを1週齢から1週間間隔で4回照射)誘発TLでは、細胞増殖制御を担うがん抑制遺伝子Ptenの突然変異、成体期照射(8週齢から同条件で照射)誘発TLでは、造血細胞の増殖・分化に関与するがん抑制遺伝子Ikarosの突然変異がそれぞれ高頻度にみられることを明らかにした。この結果は、TL発症のメカニズムが被ばく時年齢依存的に異なる可能性を示唆する。そこで本研究では、これら被ばく時年齢の異なるTLおよび自然誘発TLにおける遺伝子発現プロファイルを比較することで、被ばく時年齢に依存した、さらには放射線誘発に特徴的な遺伝子発現パターンを明らかにすることを目的とした。 【方法】Agilent社の遺伝子発現マイクロアレイを用い、幼若期照射誘発TL (n = 13)、成体期照射誘発TL (n = 8)、自然誘発TL (n = 3) について、約4万種の遺伝子と約1万5千種の長鎖非コードRNAの発現変動を網羅的に解析した。 【結果】現在までに、幼若期照射誘発TLと成体期照射誘発TLにおいて、有意に発現量の異なる転写産物をおよそ700種同定した。同定した転写産物700種の機能およびそれらが関連するシグナル経路、さらには被ばく時年齢やPtenとIkarosの突然変異との関連性について、現在解析中である。, 日本放射線影響学会第56回大会}, title = {放射線誘発マウスTリンパ腫における遺伝子発現変動の被ばく時年齢依存性解析}, year = {2013} }