@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065256, author = {臺野, 和広 and 高畠, 賢 and 西村, まゆみ and 今岡, 達彦 and 島田, 義也 and 臺野 和広 and 高畠 賢 and 西村 まゆみ and 今岡 達彦 and 島田 義也}, month = {Oct}, note = {発がんは、癌遺伝子や癌抑制遺伝子の変異や欠失といったゲノムDNAの配列異常や、DNAメチル化に代表されるエピジェネティックな異常の蓄積によって多段階的に進行する。しかしながら、エピジェネティックな発がん機構が、放射線による発がんにどの程度関わっているかについての知見は、特に個体レベルにおいて、乏しいといえる。 我々は、ラット乳腺腫瘍モデルを用いて、放射線誘発乳癌におけるエピジェネティックな異常と、その特徴を明らかにすることを目的とし、これまでに、自然発症した乳癌と被ばく時年齢の異なる放射線誘発乳癌におけるDNAメチル化と遺伝子発現異常の網羅的解析を行った。その結果、自然発症あるいは放射線誘発乳癌に特徴的なDNAメチル化異常と遺伝子発現異常を伴う癌関連遺伝子候補を多数同定した。この結果は、自然発症および放射線誘発乳癌における発がん機構の違いを示唆すると共に、放射線誘発乳癌をDNAメチル化状態の変化により識別できる可能性を示唆している。また、ヒト乳癌と共通したゲノム異常を示すラット乳腺腫瘍モデルとして、乳がん高発系および低発系ラットとの雑種第一代に誘発された乳癌のDNAメチル化異常の特徴について紹介すると共に、同定した遺伝子のエピジェネティックな異常が、放射線被ばくによる乳腺組織の多段階発がん過程のどのステップで引き起こされるか、さらには、発がんに結びつくメカニズムを明らかにするために現在行っている研究についても考察したい。, 日本放射線影響学会第56回大会}, title = {放射線誘発ラット乳がんにおけるエピジェネティック異常}, year = {2013} }