@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065231, author = {古川, 章 and 古川 章}, month = {Oct}, note = {分裂中期細胞検出装置(メタフェーズファインダ)はスライドグラス上にある血球の中から染色体が観察できる分裂中期細胞を自動的に探す装置で、生物学的線量推定には欠かせない道具となっている。この装置は顕微鏡、自動焦点装置、自動XYステージ、カメラおよびコンピュータからなり、スライドグラス上の顕微鏡映像を解析し、分裂中期細胞の位置を表示する。分裂中期細胞検出装置は福島第1原子力発電所の作業員にどれだけの線量を受けたかを調べるために使われた。 我々は、種々のメーカーによって商品化されているこれらの部品を組み合わせて、(特注部品と比べて)低価格な分裂中期細胞検出装置を既に作ったが、複数の製造者の製品の組み合わせであったため、販売者と使用者に高度な知識と熟練が求められた。我々は、単一のメーカーからのカタログ製品(ニコン、Eclipse Ni-E)を使った、より安価な分裂中期細胞検出装置を試作した。ソフトウェアは付属するマクロ機能を用いて我々が書き、対物レンズを4倍、カメラの解像度を1600×1200としたときに、スライドグラス1cm2当たり5.38分という処理速度を得た。この装置は小型で安価であったが、より高速化が必要であった。 そこで我々はソフトウェアを開発する会社と協同して、新しい装置を作るプロジェクトを始めたので報告する。この装置は同じ顕微鏡に特注のソフトウエアを載せるもので、高速な動作が期待されている。この装置のハードウエアは完成し、我々は新しいアルゴリズムによる性能の向上を目指している。ソフトウエアの外観はほぼ完成している。この研究は今年度中に終わる予定である。この研究は(独)科学技術振興財団の援助を受けている。, 日本放射線影響学会第56回大会}, title = {新しい低価格分裂中期細胞検出装置プロジェクト}, year = {2013} }