@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065225, author = {鈴木, 雅雄 and アッサワプロンポーン, ナロンチャイ and 舟山, 知夫 and 横田, 裕一郎 and 武藤, 泰子 and 池田, 裕子 and 鈴木, 芳代 and 服部, 佑哉 and 坂下, 哲哉 and 小林, 泰彦 and 村上, 健 and 鈴木 雅雄 and アッサワプロンポーン ナロンチャイ and 村上 健}, month = {Oct}, note = {重イオンマイクロビームを用いたこれまでの研究より、全細胞数の0.04%の細胞のみにマイクロビームを限定的に照射する方法によって、炭素イオン照射後3時間でヒト正常細胞に対してギャップジャンクションを介した細胞間情報伝達機構によるバイスタンダー細胞致死効果が観察されたが、ネオン・アルゴンイオンでは観察されないことが判った。本年は、マイクロビームを照射された細胞より湧出する因子によるバイスタンダー効果誘導を明らかにする目的で、照射後の細胞致死効果の時間変化を調べた実験結果を報告する。重イオンマイクロビームは、日本原子力研究開発機構TIARAの細胞局部照射装置を用いた。照射後培養液を添加し、0.5、3、24時間インキュベーター内に保持し、それぞれのタイミングでの細胞増殖死をコロニー形成法で調べた。結果は、炭素イオンマイクロビーム照射試料では、0.5、3時間のタイミングで生存率は90%前後となり、ギャップジャンクション阻害剤添加によってほぼ100%となった。また、24時間では生存率はギャップジャンクション阻害剤の有無に係わらず100%となった。ネオンイオンマイクロビームでは、0.5、3、24時間何れのタイミングにおいても、ギャップジャンクション阻害剤の有無に係わらず生存率は100%となった。一方アルゴンイオンマイクロビームでは、0.5、3時間では生存率はほぼ100%であったが、24時間では生存率は約90%まで減少した。さらに、ギャップジャンクション阻害剤を併用しても同様に生存率は約90%となった。この効果は、DMSOを添加しても変化がなかったが、アスコルビン酸を併用することによって生存率が100%まで上昇した。以上の結果より、アルゴンイオンでは、アスコルビン酸によって抑制される何らかの因子によって、細胞致死効果を増幅するようなバイスタンダー効果が誘導されることが示唆された。, 日本放射線影響学会第56回大会}, title = {アルゴンイオンマイクロビーム照射で誘導される細胞死効果のバイスタンダー効果}, year = {2013} }