@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065223, author = {佐藤, 克俊 and 入江, 大介 and 今井, 高志 and 下川, 卓志 and 佐藤 克俊 and 入江 大介 and 今井 高志 and 下川 卓志}, month = {Oct}, note = {放射線治療後の腫瘍の再増殖は患者の生存率を左右する。近年では再増殖腫瘍に対する再放射線治療も期待されており、これらを効率的に行うためには放射線治療後の再増殖腫瘍の性質を解明する必要がある。そこで本研究では、放射線治療後の再増殖腫瘍を担がんマウスを用いて再現し、これらの放射線感受性、増殖、転移能の変化を評価して放射線治療後の再増殖腫瘍の性質を明らかにすることを目的とする。マウス扁平上皮がん細胞株NRS1をC3H/Heマウスに接種し、移植腫瘍に1回線量30Gyのγ線を、総線量180Gyに達するまで繰り返し照射した。その後、再増殖した腫瘍を放射線照射後の再増殖腫瘍NRS1-G180として樹立し、腫瘍移植マウスの50%生存期間と肺転移能を評価した。その結果、NRS1-G180腫瘍移植マウスの50%生存期間はNRS1腫瘍に比べて1.6倍短縮し、NRS1-G180腫瘍の肺転移数はNRS1腫瘍に比べて明らかに増加していた。両者の増殖能を解析した結果、NRS1-G180腫瘍の非照射時における増殖率はNRS1腫瘍に比べて約2倍高かった。しかし、γ線を30Gy照射すると、非照射時に比べて増殖率は抑制され、両者は同等となった。以上の結果により、繰り返しγ線照射を受けて、その後再増殖した腫瘍は悪性化するが、放射線反応性は照射前の腫瘍と同等か、むしろ放射線感受性になる可能性が示された。本学会では、NRS1-G180腫瘍の増殖能、肺転移能、腫瘍移植マウスの生存率に対するγ線照射の影響について報告する。, 日本放射線影響学会第56回大会}, title = {放射線治療モデルによる再増殖腫瘍の樹立とその性質の解析}, year = {2013} }