@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065204, author = {崔, 星 and 唐澤, 久美子 and 堀本, 義哉 and Guillaume, Vares and 白井, 敏之 and 崔 星 and 唐澤 久美子 and 堀本 義哉 and Guillaume Vares and 白井 敏之}, month = {Oct}, note = {【目的】乳癌は女性がかかりやすい癌第1位で、世界的にみても増加傾向にあり、日本では年間5万人超が新たに乳癌と診断されている。中でもTriple Negative乳癌(ER-/PgR/HER2-)は悪性度が高く予後不良である。現在、放医研では乳癌に対し新たな治療選択肢の一つとして、QOLに優れている重粒子臨床試験治療を開始しており、良好な治療成績を得るため分子レベルのメカニズム解明も不可欠である。本研究では、炭素線に対する比較研究として、X線単独或はCisplatinやChk1阻害剤併用による放射線抵抗性や薬剤耐性と強く関与している癌幹細胞への影響についてまず報告する。 【方法】超高速セルソーターを用いてTriple Negative乳癌細胞MDA-MB231(Basal B)より癌幹細胞を同定・分離し、X線単独或はCisplatinやChk1阻害剤AZD7762併用によるこれら癌幹細胞に対するコロニー形成能、spheroid形成能について検討した。 【結果】MDA-MB231細胞においてCD44+/CD24-、ESA+/CD24-細胞集団はそれぞれ42.9%と60.7%存在し、CD44-/CD24-、ESA-/CD24-或はCD44-/CD24+、ESA-/CD24+細胞集団に比べコロニー形成数とspheroid形成数が有意に多いことが認められた。また、CD44+/CD24-割合は、X線照射72h後線量依存的に増加し、X線2Gyと25μM Cisplatin或は100nM AZD7762両者併用はX線4Gy単独照射相当、 上記3者併用はX線6Gy単独照射相当な癌幹細胞集団のenrichmentが認められた。また、X線2Gyと25μM Cisplatinや100nM AZD7762との併用はX線2Gy単独照射に比べコロニー形成能は抑制したもののspheroid形成能には有意な変化が認められなかった。 【結論】以上より、乳癌細胞において、CD44+/CD24-、ESA+/CD24-細胞集団は明らかに自己複製や放射線抵抗性を示しており、X線単独或はCisplatinやChk1阻害剤との併用は癌幹細胞より非癌幹細胞をより顕著に殺傷することが示唆された。乳癌幹細胞に対する炭素線照射の影響については追って報告する予定である。, 第26回日本放射線腫瘍学会}, title = {X線単独或はCisplatinやChk1阻害剤併用によるTriple Negative乳癌幹細胞への影響}, year = {2013} }