@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065182, author = {下川, 卓志 and 佐藤, 克俊 and 入江, 大介 and 藤田, 英俊 and 松本, 謙一郎 and 中西, 郁夫 and 中渡, 美也子 and 森竹, 浩之 and 中村, 悦子 and 今井, 高志 and 下川 卓志 and 佐藤 克俊 and 入江 大介 and 藤田 英俊 and 松本 謙一郎 and 中西 郁夫 and 中渡 美也子 and 森竹 浩之 and 中村 悦子 and 今井 高志}, month = {Apr}, note = {最新のがん統計によると、肺がんは日本において男女ともにがん死亡の1位である(1)。肺がんの治療として外科手術が第一選択ではあるが、手術非適応例や手術拒否例には放射線療法は一般的に用いられている。その中で,粒子線はがん病巣のみを集中的に治療し、副作用を軽減するできるため現在期待されている。  放射線治療や抗癌剤による治療においては、抗腫瘍効果だけでなく正常組織へのダメージ制御が重要である。肺がん治療に伴う胸部放射線照射後に起こる有害事象では,特に晩発障害として放射線肺炎・肺線維症が知られている。一般的な放射線治療では、肺がん治療患者の5-15%に照射後1-6ヶ月後に放射線肺炎が認められている。また肺炎が進行して肺の広範囲に広がると線維化により死に至る場合があるなど、治療後のQOLを考える上で解決すべき課題の一つである。現在のところ、放射線肺炎やそれに続く線維化を予防する効果的な方法はなく、治療法も限られているため、その予防や治療に向けた研究は非常に重要である。  炭素線治療ではグレード3以上の有害事象は定位放射線治療に比べ少なく、分割回数を減らした治療においては認められていない(2)。しかし今後、重粒子線治療の適応を拡大し、より進行期症例の治療を行う際には、現在よりも広範囲を照射するような治療も必要になると予想される。その場合には正常肺組織への線量も相対的に増加する事から、一般的な放射線治療と同様にその長期的影響や予防・治療法の検討が必要となる。本研究では、マウス肺晩期障害実験モデルを用いて重粒子線治療後の有害事象発症メカニズムを明らかにし、その有効な治療・予防法の確立を最終的な目的とする。この研究により重篤な副作用の一つである肺晩発障害の予後予測・予防につながる科学的エビデンスの獲得が期待できる。, 平成24年度HIMAC共同利用研究成果発表会}, title = {重粒子線照射による肺晩発障害機構の解明}, year = {2013} }