@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065147, author = {川口, 拓之 and 平野, 祥之 and 吉田, 英治 and 菅, 幹生 and 白石, 貴博 and 谷本, 克之 and 小畠, 隆行 and 伊藤, 浩 and 山谷, 泰賀 and 川口 拓之 and 平野 祥之 and 吉田 英治 and 菅 幹生 and 白石 貴博 and 谷本 克之 and 小畠 隆行 and 伊藤 浩 and 山谷 泰賀}, month = {Sep}, note = {PET/MRI統合スキャナにおいてMRI画像に基づく放射線減弱補正法が複数提案されているが、MRIは組織のガンマ線吸収を反映していないため形態情報としてのみ用いられ、吸収係数(μ値)は文献値を与えることが多い。しかし、PETの定量性を向上させるには被験者毎の吸収係数を求めることが不可欠である。そこで、MRI画像による形態情報と固定した外部放射線源による透過データを利用して被験者毎のμ値を求める減弱補正法の開発と評価をした。 提案法では、形態MRIをμ値の異なる組織に領域分割する。また、スキャナに外部線源による被験者の透過スキャンから各検出器で組織吸収に伴う強度変化を求める。このとき、従来のPETスキャナで行われるような外部線源の回転はせずに、線源は固定点から動かさない。一方、全く同様な測定系を仮想空間に再現し、シミュレーションによって微小空間の交差線分長を求める。これと領域分割画像から各組織の交差線分長が求まる。各検出器の強度変化は各組織のμ値と光路長の積和で表現できるため、この線形方程式の逆問題を解くことで被験者毎のμ値を求めることができる。 健常男性被験者6名を対照として提案法を評価した。MRI(Intera 1.5T, Philips)とPET(HR+, Siemens)でそれぞれT1強調画像とμ値画像(対照画像)を取得し、SPM8で位置合わせした。T1強調画像はSPM8で吸収係数の異なる領域(空気、骨、脳、軟組織(脳以外))に分割した。また、光路長はGeant4.9.6でのシミュレーションで推定した。 推定したものと対照画像のμ値と誤差率はでは脳2.3±0.9%で同等、骨では18.6±8.0%の過大評価、軟組織では-11.1±5.5%の過小評価であった。これらはPETで測ったμ値画像のぼけが起因していると考えられる。また、頭部において骨や脳以外の軟組織の体積は小さいため、これらのμ値の誤差の影響は脳に比べて大きくない。このことから、提案法はPET/MRIの吸収補正法としての実用性を示すことができた。, 第41回日本磁気共鳴医学会大会}, title = {MRIの領域分割と固定した放射線源によるPET/MRIのガンマ線減弱補正法}, year = {2013} }