@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065091, author = {崔, 星 and 若井, 俊文 and 山田, 滋 and 鎌田, 正 and 崔 星 and 山田 滋 and 鎌田 正}, month = {Jul}, note = {背景:膵臓癌は悪性度が高く、全体平均では5年生存率がわずか10-20%で、日本では最近発症率が増加傾向にあり、年間3万人近く死亡している。近年、重粒子線による術前照射やGemsitabine併用試験では長期生存例が増えており、良好な治療成績が得られている。 目的:本研究は、重粒子線単独或はGemsitabine併用時の放射線抵抗性、再発や転移と強く関与するとされる膵癌幹細胞及び移植腫瘍に対する影響を調べる。 方法:ヒト膵臓癌細胞株を用い、超高速セルソーターにて癌幹細胞を分離・同定し、これら癌幹細胞に対して、X線、炭素線単独或はGemsitabine併用によるcolony、spheroid形成能、DNA損傷の違いを調べ、移植腫瘍に対する増殖抑制や治癒率の違いについて比較検討した。 結果:CD44+/CD24+、CD44+/ESA+細胞の癌幹細胞性質はcolony、spheroid形成能や腫瘍形成能の違いから確認された。癌幹細胞の割合はX線、炭素線照射単独に比べ、Gemsitabine併用時に著しく上昇したが、colonyとspheroid形成能は顕著に低下した。また、X線に比べ炭素線照射24時間後でより多くのDNA損傷マーカーgamma-H2AX fociの残存が認められ、Gemsitabine併用時はさらに増加した。照射1ヶ月後の病理所見では、炭素線25Gy単独照射に比べGemsitabine併用時の腫瘍細胞の繊維化、空洞化が顕著であり、血管新生もより乏しくなり、X線60Gy照射に比べより強い腫瘍増殖抑制や高い治癒率が認められた。以上より、炭素線とGemsitabine併用は炭素線単独に比べ、膵癌幹細胞に対しより強いDNA損傷を与え、より高い腫瘍抑制効果と治癒率をもたらすことが示唆された。, 第44回日本膵臓 学会}, title = {重粒子単独或はGemsitabine併用によるヒト膵癌幹細胞及び移植腫瘍抑制効果}, year = {2013} }