@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065083, author = {島田, 義也 and 西村, まゆみ and ショウラー, 恵 and 高畠, 賢 and 島田 義也 and 西村 まゆみ and ショウラー 恵 and 高畠 賢}, month = {Jul}, note = {妊娠女性の3000人に1人が、乳がんに罹患する。乳がん患者の約3%に相当する。これは、出産年齢の高齢化が1つの原因である。放射線診断や治療に当たっては、胎児の発達段階、がんの場所、進行度、大きさ、そして法的、倫理的、道徳的な要因などを検討する必要がある。  乳がんの診断のためのマンモグラフィーや、肺塞栓症の診断のための胸部CT検査による胎児線量は0.2mGy程度で、胎児への影響はほとんどないと考えられる。  一方、治療においては妊娠女性への線量が高くなるが、照射野と胎児の距離が離れているので、適切な遮蔽により胎児線量は100mGy以下に抑えることができる。胎児が第2、第3トリメスターの場合、鉛で骨盤部を遮蔽するなどして治療を行えば、その後出産し、成長も正常であると報告されている。一方、母体の予後については、妊娠中の治療を行った乳がん患者の5年、10年生存率は、妊娠期以外の治療患者のそれと同様であると報告されている。しかし、治療後の2次がんのリスクは高くなる。放射線治療したホジキン病の患者に発生した乳がん調査によれば、妊娠期の被ばくは、妊娠していない時期の被ばくに比べ、乳がんの発生率が7倍大きくなることが報告されている。出産後1ヶ月以上経てば、2次がんのリスクは小さくなる。, 第2回三重先端がんフォーラム・第22回乳癌基礎研究会}, title = {妊娠期における放射線診療と乳がんリスク}, year = {2013} }