@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065057, author = {矢島, 千秋 and 松澤, 孝男 and 保田, 浩志 and 矢島 千秋 and 松澤 孝男 and 保田 浩志}, month = {Mar}, note = {放射線医学総合研究所(放医研)では、航路線量計算システム「JISCARD」を開発・公表するとともに、国内航空会社が2007年より自主的に実施している乗務員の宇宙線被ばく管理の支援(主に航路線量計算)を行っている。宇宙線被ばく線量評価のさらなる信頼性向上のためには、計算モデルの精緻化に加え、適宜、実測により計算精度を検証することが必要である。我々は、NPO法人富士山測候所を活用する会の支援のもと、日本最高地に立地する富士山測候所において2007年より宇宙線観測に着手し、2010年より上空の放射線場を常時監視するための遠隔放射線モニタリングシステムの構築を開始した。しかし、これまではシステムの電源容量不足のため通年での観測が実現していない。  遠隔放射線モニタリングシステムは富士山測候所1号庁舎2階に設置した測定データ送信システムと富士山麓の中継拠点(名古屋大学太陽地球環境研究所富士観測所)に設置したデータ受信システムから成り立っている。本年度は、富士山測候所側に耐寒性に優れた鉛蓄電池5個(約200Ah)の電源補強を行った。これによる測定期間の延長は1月前後と見込んでいたが、2か月間を超えた現時点(3月27日)で測定は継続中である。  本年度これまでの結果では、8月下旬の中性子計数率が9月〜翌年1月の計数率に比べて2〜3倍となって突出している。全体の傾向としては、気圧と宇宙線中性子計数率の変化には負の相関が現れている。また、8月〜10月にかけて基板温度と中性子計数率の変化に正の相関が現れているように見える。しかし、20℃前後での10℃程度の温度差が、計数値に2倍の変化を与える要因になるとは考え難く、相関については今後も要検討である。2013年夏に検出器を富士山から降ろして動作の確認、温度特性の評価を行う予定である。, 山岳大気研究部門第2回成果報告会}, title = {宇宙線被ばく線量評価のための富士山頂放射線モニタリング}, year = {2013} }