@misc{oai:repo.qst.go.jp:00065015, author = {岸本, 理和 and 立花, 泰彦 and 小畠, 隆行 and 尾松, 徳彦 and 小藤, 昌志 and 長谷川, 安都佐 and 高木, 亮 and 神立, 進 and 鎌田, 正 and 岸本 理和 and 立花 泰彦 and 小畠 隆行 and 尾松 徳彦 and 小藤 昌志 and 長谷川 安都佐 and 高木 亮 and 神立 進 and 鎌田 正}, month = {May}, note = {[背景] 音響放射圧の技術を応用した剪断弾性波伝搬速度(shear wave velocity: SWV)の測定による組織弾性の定量評価は、肝や乳腺などで広く用いられ、臨床的にもその有用性が認められつつある。一方で、リンパ節の転移の診断には長年短径が用いられているが、それだけでは偽陽性・偽陰性が見られることが知られている。臨床的には転移リンパ節は硬く触知されることが多く、SWVの測定がリンパ節転移の有無の評価に役立つことが期待される。 [目的] 頭頚部悪性腫瘍症例における頚部リンパ節転移の評価に対するSWV測定の有用性を検討する。 [方法] 対象は2011年2月から2012年6月までにCTやMRI, PETで頚部リンパ節腫大を疑われ超音波検査を行い、少なくとも6か月以上の経過観察を行った頭頚部悪性腫瘍症例35例。短径が4?以上で、少なくとも3回以上のSWV測定を行ったリンパ節80結節を対象とした。装置はシーメンス社製Acuson S2000で9MHzリニアプローベを用い、VTTQ (virtual touch tissue quantification)を使用して測定した。統計学的検討はSPSSを用いてt-検定を行った。→39症例92LNに。 [結果] 35症例80個(39症例90LN)のリンパ節のうち、所見や経過から転移が疑われたが病理組織の得られなかった2結節は除外した。78→88個のうち、手術または細胞診で転移が確認されたものが5症例7結節、それ以外のうち、4症例5結節は手術または細胞診で転移がないことが確認され、残りの28症例68結節(→30症例76LNに)は6か月以上の観察で増大傾向見られず、転移がないと判断された。転移陽性リンパ節のSWVは2.64±0.69(m/s)、転移陰性リンパ節は1.66±0.35(m/s)で有意に転移陽性リンパ節で高かった(p<0.01)。SWVが2.5m/s以上を転移とした場合の感度は71.4%、特異度98.6%、的中精度96.2%であった。短径が10?を超えるものを転移とした場合の感度42.9%、特異度100%、的中精度94.9%であり、これと同等の診断能であった。SWVが2.5m/s以上かまたは短径が10?を超えるものを転移と した場合の感度は85.7%、特異度98.6%、PPV85.7%、NPV98.6%、的中精度は97.4%であった。 [結論] 頚部リンパ節の転移の有無の評価に対してSWVの測定は有用な情報を付加すると考えられた。, 日本超音波医学会第86回学術集会}, title = {頚部リンパ節転移の診断におけるShear Wave Velocity測定の有用性の検討}, year = {2013} }