@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064952, author = {鎌田, 創 and その他 and 鎌田 創}, month = {Mar}, note = {近年の原子炉利用においては、従来の原子炉物理実験といった理工学分野のみならず中性子の生体影響研 究のための照射が行われている。RBE の導出といった生体影響の議論では、中性子の線量だけではなくガン マ線の線量についても精度よく押さえる必要がある。これまで遠藤らは近畿大学原子炉(近大炉)において、 人工ニューラルネットワークを用いた炉内中性子スペクトルの評価 1)、電離箱測定を用いた中性子・ガンマ 線線量評価 2)を行ってきたが、ガンマ線スペクトルについては測定しなかった。そこで、本研究では炉内の ガンマ線スペクトルを推定し、ガンマ線線質の評価することを目的としてシンチレータに波形識別法を適用 した中性子・ガンマ線弁別によるガンマ線測定した。 近大炉において、両者寸法 2 インチ径 2 インチ厚さのナフタレンベースの有機液体シンチレータ EJ-399-06 と NaI(Tl)シンチレータをそれぞれ用いて、各粒子に対する検出器応答信号の減衰時間の違いを利用した波形 識別法を適用する事によって、中性子・ガンマ線弁別した。また、カドミウム板をシンチレータ結晶の周囲 に巻く事で熱中性子放射化反応の低減を図った。結晶を巻いたカドミウムの量で近大炉が臨界に達しないた め、検出器を炉内底面より 89 cm の高さ(ちょうど原子炉中心より 28 cm)の位置に設置した。 図に波形識別法による中性子とガンマ線の弁 別の様子を示す。この図は NaI(Tl)検出器の発光 量を 2 次元プロット(横軸:信号全体にわたっ て積分した発光量、縦軸:信号の減衰成分で積 分した発光量)である。この図よりガンマ線、 中性子によるイベントが弁別できることが分か り、ガンマ線イベントによる部分を切り出し、 ガンマ線スペクトルを導出する。今後 MCNPX による炉心計算との比較・検討する。, 日本原子力学会春の年会}, title = {近大炉におけるガンマ線測定}, year = {2013} }