@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064921,
author = {川口, 拓之 and 島田, 斉 and 鈴木, 雅之 and 篠遠, 仁 and 平野, 成樹 and Kershaw, Jeffrey and 須原, 哲也 and 伊藤, 浩 and 川口 拓之 and 島田 斉 and 鈴木 雅之 and 篠遠 仁 and 平野 成樹 and Kershaw Jeffrey and 須原 哲也 and 伊藤 浩},
month = {Feb},
note = {ヒト黒質の細胞体に集積するニューロメラニン(NM)はパーキンソン病や統合失調症と
いった疾患との関連が報告されているが、その生理的な意義は明らかされていない。
一方、この細胞体にあるドーパミントランスポーター(DAT)はPETにより測定できる。
本研究ではMRIによるNM濃度値測定とPETによるDAT結合能測定により黒質におけるNM
とDATの加齢変化を調べた。
若年群(24.5±4.8歳, n=12)と老年群(68.2±7.5歳,
n=6)の健常人を対象とした。MRIではNM画像とT1強調(T1W)画像を撮像した。 PETでは
[18F]FE-PE2Iを静注後に90分間のダイナミック撮像を行った。DAT結合能
画像(BPND画像)は小脳を用いた参照領域法により算出した。黒質の関心
領域はNM画像上に定め、NM濃度の指標(NM値)は黒質と小脳脚交差部の信号比とした。
黒質のMN値の平均と標準偏差は若年群では1.22±0.03、老年群では1.24±0.03で
あった(t-検定: P=0.068)。BPNDでは若年群では0.61±0.08、老年群では
0.44±0.16であった(t-検定: P=0.006)。加齢に伴ってNMが増加し、DATが減少すると
いう結果は剖検脳を対象とした細胞レベルでの先行研究のものと同様であった。黒質
におけるNM値やBPNDを評価指標とする際には加齢の影響を考慮すること
が必要であると考えられる。, 第42回日本神経放射線学会},
title = {ヒト黒質におけるニューロメラニンMRIとドーパミントランスポーター結合能の加齢変化},
year = {2013}
}