@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064838, author = {田桑, 弘之 and 川口, 拓之 and 正本, 和人 and 谷口, 順子 and 菅野, 巖 and 伊藤, 浩 and 田桑 弘之 and 川口 拓之 and 正本 和人 and 谷口 順子 and 菅野 巖 and 伊藤 浩}, month = {Nov}, note = {【目的】レーザードップラー血流計(LDF)および覚醒マウス用いた実験により、脳賦活による脳血流上昇(20%)には、赤血球濃度の上昇(2%)よりも赤血球速度の上昇(18%)が主に寄与していることを以前に報告した(Takuwa et al, 2012)。本研究では、脳賦活時とは逆の脳機能抑制時における脳血流および赤血球の速度と濃度の変化を測定するべく、crossed cerebellar diaschisis (CCD)による脳機能抑制モデルマウスを作成し、CCD作成前後での小脳における脳血流測定を行った。 【方法】C57BL/6Jマウス(7-9週齢)の大脳、小脳に頭蓋窓を設置し、LDFプローブを固定するためのガイドチューブを頭蓋窓の上に取り付けた。頭蓋窓設置マウスに片側中大脳動脈の焼灼を施行して脳梗塞によるCCDを作成し、脳梗塞作成前および作成1日後での大脳と小脳における覚醒下でのLDFによる安静時脳血流計測を行った。 【結果】LDFによる測定パラメータのCCD側と健側小脳の比(CCD側/健側)を求め、脳梗塞作成前後での変化率を計算したところ、脳梗塞作成によるCCD側の安静時脳血流の変化率は-17%(P<0.05)、赤血球濃度の変化率は-22%(P<0.01)となり、赤血球速度は有意な変化はなかった。 【考察】脳機能抑制による脳血流低下には、赤血球速度の変化よりも赤血球濃度の低下が主に寄与する事が示された。これは、脳賦活による脳血流上昇時の赤血球速度の変化と赤血球濃度の変化の関係と異なる。PETによる測定では、脳賦活による脳血流量の上昇率は脳血液量の上昇率よりも高く、平均通過時間が短縮していることが報告されており、CCDによる脳機能抑制では脳血流量と脳血液量の低下率は同等であり、平均通過時間は不変であることが報告されている。本研究の結果は、PETによる測定結果にもよく対応するものと考えられた。, 第24回日本脳循環代謝学会総会}, title = {脳機能抑制による局所脳血流の変化 –Crossed cerebellar diaschisisモデルマウスにおけるLDF計測-}, year = {2012} }