@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064831, author = {伊藤, 浩 and 田桑, 弘之 and 川口, 拓之 and 正本, 和人 and 田島, 洋佑 and 茨木, 正信 and 菅野, 巖 and 伊藤 浩 and 田桑 弘之 and 川口 拓之 and 正本 和人 and 田島 洋佑 and 茨木 正信 and 菅野 巖}, month = {Nov}, note = {【目的】毛細血管から脳組織への酸素拡散を説明するHyderらのモデルにおいて、有効酸素拡散能(D)、脳血流量(CBF)、脳酸素摂取率(OEF)の関係はOEF=1-exp(-D/CBF)と定義され、PETを用いた脳賦活および脳機能抑制によるD値の変化の測定では、視覚刺激による脳賦活では平均で+5%のD値の変化、crossed cerebellar diaschisis (CCD)による脳機能抑制では-17%の変化がみられることを以前に報告した。D値は毛細血管の体積に比例するパラメータであるが、本研究では、覚醒マウスを用いて脳賦活および脳機能抑制による毛細血管径の変化を測定し、PETで測定されたD値の変化を説明しうるかどうか検討した。 【方法】C57BL/6Jマウス(7-9週齢)に大脳の頭蓋窓を設置し、安静時および頬ヒゲ空気流刺激時の体性感覚野における脳血管画像を、蛍光色素(SR101)を腹腔内投与し二光子顕微鏡により撮像した。また、小脳の頭蓋窓を設置したマウスに片側中大脳動脈の焼灼を施行して脳梗塞によるCCDを作成し、梗塞作成前および作成1日後での対側小脳における脳血管画像を同様に撮像した。毛細血管径は、脳表から深さ200μmまでの皮質で、直径10μm以下の血管を1個体あたり10カ所程度任意に選択して計測し、同一血管の径の変化率を求めた。 【結果】体性感覚野における毛細血管の直径は平均で安静時6.86μm、刺激時7.08μmであり、脳賦活による毛細血管径の変化率は+3.1%であった。CCD側小脳における毛細血管の直径は梗塞作成前6.68μm、梗塞作成後6.17μmで、脳機能抑制による毛細血管径の変化率は-7.7%であった。これらの毛細血管径変化率からモデル上推定されるD値の変化率は、脳賦活時+6.4%、脳機能抑制時-14.8%であった。 【考察】毛細血管径変化率から推定した脳賦活および脳機能抑制によるD値の変化率はPETにより測定されたD値の変化率とよく一致し、D値のモデルの妥当性が示唆された。, 第24回日本脳循環代謝学会総会}, title = {脳賦活および脳機能抑制による局所脳有効酸素拡散能の変化 −毛細血管径の変化からの推定−}, year = {2012} }