@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064765, author = {小山, 敦久 and 菅, 幹生 and 岸本, 理和 and 池田, 啓 and 島崎, 晋平 and 小畠, 隆行 and 辻, 比呂志 and その他 and 小山 敦久 and 菅 幹生 and 岸本 理和 and 池田 啓 and 島崎 晋平 and 小畠 隆行 and 辻 比呂志}, month = {Sep}, note = {【目的】組織弾性イメージングの手法にMRエラストグラフィ(MR elastography:MRE)と超音波エラストグラフィがある。本研究では、MREと超音波エラストグラフィの一種であるARFI法の測定深度への依存性を分布弾性ファントムを用いて評価した。 【方法】測定対象として、直径3cm、高さ16cmの円柱ゲル4本を、直径18cm、高さ16cmの円柱ゲルに円柱軸を平行にして埋めたファントムを作成した。埋め込み部と外部のゲルの貯蔵弾性率(ずり弾性波速度)は薬品配合量によりそれぞれ6.8kPa(2.6m/s)と3.1kPa(1.8m/s)と推定される。MREは加振周波数125Hzの空気圧加振を利用し、9x9 mm2のROI内での貯蔵弾性率を測定した。ARFI法は4MHzコンベックス(4C)と9MHzリニア(9L)プローブを使用し、各埋め込み部のずり弾性波速度を10回ずつ測定した。測定位置が変化しないようにプローブと対象は機械固定した。 【結果】埋め込んだ円柱ゲルの中心軸と外部ゲルの表面からの距離(測定速度)は振動子やプローブの形状と押し付ける圧により変化した。MREによる貯蔵弾性率の平均値と標準偏差は、測定速度2.1cmで4.1±0.3kPa、3.6cmで4.9±0.2kPa、4.2cmで5.2±0.2kPaとなった。ARFI法によるずり弾性波速度の平均値と標準偏差は4Cを使用した場合、測定深度が1.5cmで2.5±0.1m/s、3.0cmで2.7±0.1m/s、4.5cmで2.8±0.5m/s、5.5cmで2.9±0.3m/sとなった。9Lを使用した場合、測定深度が1.5cmで3.1±0.2m/s、3.0cmで3.1±0.0m/s、4.0cmで3.0±0.0m/sとなった。 【考察・結論】測定深度が深くなるほどMREでは測定された貯蔵弾性率の平均値が、ARFI法の4Cを用いた場合には弾性波速度の平均値と標準偏差が上昇する傾向が得られた。原因として、MREでは深部領域における弾性波の減衰、ARFI法の4Cでは、push pulseの減衰とdetect pulseのサンプリング密度の減少による影響が考えられる。一方、9Lを用いた場合は、測定深度が4cm以下に限定されるものの、弾性波速度の平均値は測定深度によらずほぼ一定の値が得られた。生体を対象とした測定においても、各測定法の特性を理解して利用する必要があると考えられる。, 第40回日本磁気共鳴医学会大会}, title = {定量分布ファントムを用いた超音波エラストグラフィとMRエラストグラフィの測定深度依存性評価}, year = {2012} }