@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064692, author = {松本, 孔貴 and 李, 惠子 and 山下, 慶 and 古澤, 佳也 and 松本 孔貴 and 李 惠子 and 山下 慶 and 古澤 佳也}, month = {Aug}, note = {近年、IMRTや粒子線治療の普及により、がんに対する放射線治療の局所制御は目覚ましい向上を見せている。しかし、治療後の再発や遠隔転移によりその局所制御に見合った生存率が得られないがん種もあり、転移の制御を目指した治療法の探索が急務である。現在の放射線治療は、正常組織と腫瘍組織の応答性の違いを考慮した多分割照射が主流であり、1回線量はますます小さくなっている。  我々の先行研究で、X線やγ線などの低LET放射線を低線量で照射すると、一部のがん細胞の遊走能や浸潤能を亢進させる可能性を示してきた。一方で、炭素線を照射した場合は比較的低LETの領域から高LETの領域まで、低線量域での転移能の亢進は観察されなかった。低LET放射線の低線量域で見られた転移能の亢進は、多分割照射時の1回小線量照射による転移増進に繋がる可能性を含んでいる。  これまでに、α/β比の小さいがんに対して、分割線量を大きくすることで局所制御の向上を目的とする手法が臨床でも検討されることがあったが、転移能に対する影響から分割線量を考えた報告はない。研究会では、分割線量を大きくすること、及び高線量や高LET放射線による照射など、分割照射の1回目に生物効果の強い照射を行うことで、がん細胞の転移能をより効率よく抑制する事ができるかについて、話題提供させていただきたい。, 平成24年度京都大学原子炉実験所専門研究会}, title = {初回高線量照射による効率的な転移能抑制効果の検討}, year = {2012} }