@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064676, author = {山田, 滋 and 篠藤, 誠 and 遠藤, 悟史 and 安田, 茂雄 and 今田, 浩史 and 鎌田, 正 and 山田 滋 and 篠藤 誠 and 遠藤 悟史 and 安田 茂雄 and 今田 浩史 and 鎌田 正}, month = {Jul}, note = {【目的】局所進行膵癌に対する治療は放射線が選択されることが多いが、2年生存率は10%前後と極めて低い。この原因は、膵癌細胞が一般の放射線に抵抗性であり、局所制御が困難であることが主なものと考えられている。重粒子線は1.線量分布が優れている。2.生物学的効果が高いという2つの大きな特徴を有する。これらの特徴により腫瘍周囲の正常組織の照射線量を抑え、腫瘍にのみ殺細胞効果の高い放射線を集中させることが可能となる。我々は、重粒子線の安全性および有効性を確認する目的で2003年から”局所進行膵癌に対する重粒子線治療の第I/?相試験”を行い、さらに2007年から”重粒子線治療+GEM併用療法の第I/?相試験”を行っているので紹介する。【方法】対象は、切除不能と診断され、病理診断がついている初回治療の侵潤性膵管癌である。重粒子線単独治療は、38.4GyE/12回/3週間から開始し、照射効果と安全性を確認しながら5%ずつの線量の増加をおこなった。さらにGEM併用では重粒子線43.2GyE+GEM400mg/?から開始し、まずGEMを700mg/?、1000mg/?と増加し、ついでGEMを1000mg/?に固定し、重粒子線の線量を5%ずつ増加した。【成績】重粒子線単独試験では47例を治療した。本試験では52.8GyEまで線量増加を行った。局所制御率は45.6GyE以上の高線量群では1年で87%であった。生存率は45.6GyE以上群では1年73%、2年では42%であった。良好な局所制御率が得られたが、生存率は満足すべき結果ではなかった。重粒子線+GEM併用試験では2011年7月までに64例を治療した。現在重粒子線55.2GyE+GEM1000mg/?を施行中である。生存率は45.6GyE以上群では1年71%、2年では66%と良好な結果が得られている。【結論】重粒子線治療は患者に過大な負担をかけることなく治療成績を向上させることが期待された。, 第67回日本消化器外科学会総会}, title = {局所進行膵癌に対する重粒子線治療}, year = {2012} }