@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064670, author = {今井, 礼子 and 丸山, 克也 and 鎌田, 正 and 今井 礼子 and 丸山 克也 and 鎌田 正}, month = {Jul}, note = {<目的>体幹部悪性骨軟部腫瘍は腫瘍の局在や大きさによっては切除不能となることも多く、局所治療が得られない場合は制御不可能といってもよい。当院ではこのような症例に対して重粒子線治療を行っている。今回、切除不能な体幹部悪性骨軟部腫瘍に対する重粒子線治療の有効性について検討した。<対象>2000年6月から2011年2月までの間、当院で重粒子線治療を施行した初診時転移のない切除不能、体幹部骨軟部腫瘍症例を対象とした。仙骨腫瘍は骨盤腫瘍として解析に含めた。<結果>該当症例は450例で、年齢中央値は58歳(11-87歳)、65歳以上は158例で70歳以上が104例であった。男性270例、女性180例であった。術後再発例は70例、単発転移例が26例であった。部位別内訳は骨盤(含む仙骨)372例、傍脊椎(後腹膜や背部、頸部)が49例、肋骨12例などであった。組織型は脊索腫が最も多く171例、次いで骨肉腫が73例、軟骨肉腫67例であった。軟部腫瘍は112例であった。全体の2年および5年局所制御率は85%、69%で、2年および5年生存率は78%、59%であった。脊索腫を除いた症例の2年および5年局所制御率は77%、65%、2年および5年生存率は67%、43%であった。骨盤部腫瘍で脊索腫を除いた205症例の2年および5年局所制御率は77%、64%、2年および5年生存率は65%、41%であった。傍脊椎部腫瘍では5年局所制御率は70%、5年生存率は45%であった。肋骨、縦隔、鎖骨部など29例では5年局所制御率56%、5年生存率67%であった。<考察>骨盤や後腹膜、肋骨腫瘍など、不整形で周囲に重要臓器があるような切除不能症例に対して、ビームの形状や照射方向の工夫により重粒子線治療を施行することができた。重粒子線治療は有効な局所療法となりえると考えられた。, 第45回日本整形外科学会 骨・軟部腫瘍学術集会}, title = {体幹部悪性骨軟部腫瘍に対する重粒子線治療}, year = {2012} }