@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064604, author = {長谷川, 安都佐 and 小藤, 昌志 and 高木, 亮 and 森川, 貴迪 and 辻, 比呂志 and 鎌田, 正 and 長谷川 安都佐 and 小藤 昌志 and 高木 亮 and 森川 貴迪 and 辻 比呂志 and 鎌田 正}, month = {Jun}, note = {[目的] 頭頸部腺様嚢胞癌に対する炭素イオン線の治療効果について検討する。 [対象と方法] 1997年4月から2011年2月までに炭素イオン線治療を行った151例を対象とした。年齢は21歳〜79歳(中央値54歳)、男性57例、女性94例であった。原発部位は鼻副鼻腔59例、口腔26例、咽頭24例、唾液腺24例、眼窩15例、外耳3例であり、T1〜T3、T4、術後再発はそれぞれ34例、87例、30例、9例は初診時に所属リンパ節転移を伴っていた。肉眼的腫瘍体積は1.1〜328.8mlであり T1〜T3、T4、術後残存または再発の中央値はそれぞれ29.6ml、61.8ml、65.2mlであった。炭素イオン線治療は4週間16回の線量分割で、総線量は57.6GyEまたは64GyEで照射され、57.6GyEが88例、64GyEが63例、全例が予定の治療を完遂した。観察期間は6〜135ヶ月(中央値45ヶ月)であった。なお、明らかな再燃、再発、転移と診断されない限り、全例で補助的治療は行っていない。 [結果]早期の副作用ではGrade2の皮膚反応が31例(21%)、Grade2、Grade3の粘膜反応がそれぞれ48例(32%)、37例(25%)に出現したが、遅発反応は皮膚および粘膜反応ともに大半(86%)がGrade1以下まで回復している。また、遅発脳反応では、正常脳の一部が照射された94例中10例(11%)にGrade2の脳炎が出現したが、その他の重要臓器を含めGrade3以上の予期せぬ重篤な副作用は認めていない。5年局所制御率は全例が76%、T分類別では、T1〜T3が97%、T4が70%、術後残存または再発例が76%であり、5年累積生存率は全例が73%、T1〜T3では96%、T4が70%、術後残存または再発例64%、死因は転移29例、局所または辺縁再発9例であった。 [結論] 腺様嚢胞癌に対する炭素イオン線治療の安全性と有効性が確認された。, 第53回日本歯科放射線学会学術大会}, title = {腺様嚢胞癌に対する炭素イオン線治療}, year = {2012} }