@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064575, author = {下川, 卓志 and 藤田, 英俊 and 安藤, 謙 and 松本, 謙一郎 and 中渡, 美也子 and 森竹, 浩之 and 佐藤, 克俊 and 中村, 悦子 and 今井, 高志 and 下川 卓志 and 藤田 英俊 and 安藤 謙 and 松本 謙一郎 and 中渡 美也子 and 森竹 浩之 and 佐藤 克俊 and 中村 悦子 and 今井 高志}, month = {Apr}, note = {肺がんは最新のがん統計では男女ともに日本でのがん死亡の1位である(1)。肺がんの治療として外科手術が第一選択ではあるが、手術非適応例や手術拒否例には放射線療法は一般的に用いられている。その中で,粒子線はがん病巣のみを集中的に治療し、副作用を軽減するできるため現在期待されている。さらに、一般的なX線治療では1日1回週5回照射し、3〜6週間の治療期間を要するが,近年、分割回数を減らした重粒子線治療も試みられ、手術療法と同程度の局所制御効果を得られている(2)。  肺がん治療に伴う胸部放射線照射後に起こる副作用,特に晩発障害として放射線肺炎・肺線維症が知られている。肺がん治療患者の5-15%に照射後1-6ヶ月後に放射線肺炎が認められている。また肺炎が進行して肺の広範囲に広がると線維化により死に至る場合があるなど、治療後のQOLを考える上で解決すべき課題の一つである。現在のところ、放射線肺炎やそれに続く線維化を予防する効果的な方法はなく、治療法も限られているため、その予防や治療に向けた研究は非常に重要である。  肺がんの重粒子線治療においても照射3-6ヶ月後に画像上照射範囲の肺の変化がCT画像で認められている(2)が、分割回数を9回または4回に減らしたこれまでの治療でもグレード3以上の有害事象は認められていない(3)。今後、重粒子線治療の適応を拡大しより進行期症例の治療を行う際には、現在よりも広範囲を照射するような治療も必要になると予想され、その際には正常肺組織への線量も増加する事から、一般的な放射線治療と同様にその長期的影響とその予防・治療法を検討する必要がある。本研究では、重粒子線治療に資する基礎研究として、マウス肺晩期障害実験モデルを用いて重粒子線治療後の有害事象発症メカニズムを明らかにする事を目的とする。この研究により重篤な副作用の一つである肺晩発障害の予後予測・予防につながる科学的エビデンスの獲得が期待できる。, HIMAC共同利用研究 成果発表会}, title = {重粒子線照射による肺晩発障害機構の解明}, year = {2012} }