@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064562, author = {米内, 俊祐 and 難波, 将夫 and 松藤, 成弘 and 米内 俊祐 and 難波 将夫 and 松藤 成弘}, month = {Apr}, note = {目的:粒子線治療では二次中性子が潜在的に生成されるため、中性子を含めたリスク評価が重要となる。また、生物学的効果の情報を含んだ臓器線量評価が不可欠であることから、モンテカルロ計算が重要な役割を果たす。本研究では、モンテカルロコードPHITSを用いて、吸収線量, D、線量当量, H、線量平均線質係数QDを算出する方法を示すとともに、その方法の妥当性を実験的検証により示す。また、ファントム内の線量当量分布を各放射線種に対して算出した。 方法:計算はHIMAC照射室を仮定し、これまで報告している実験条件を模擬した。Dは荷電粒子によるエネルギー付与から、HはICRP60 で定義されたLETの関数であるQ(L)を用いたイベント毎のD×Qから、QDはH/Dから算出した。ここで、Lは荷電粒子のdE/dxを仮定した。実験的検証においては、実験で用いたTEPCの壁材質であるA-150を有感部外径:12.7?φの大きさでTally体積として設定した。線量当量分布の計算では、組織等価ファントム内に2?×2?ボクセルサイズを設定して算出した。各放射線種の全線量当量への寄与を算出するため、荷電粒子のみを輸送する計算も行った。 結果及び結論:計算値は、実験値をファクター2以内で再現した。また、線量当量分布の結果から、ファントム外部で生成する中性子はファントム深さ及びビーム軸からの距離に依存し、それ以外の放射線種はビーム軸からの距離に依存することが明らかになった。また、外部で生成する中性子の寄与を全線量から差し引くことによって、模擬的に算出したScanning beamによるファントム内線量当量分布についても議論する。今後、この算出方法及び人体模擬ファントムを用いてリスク評価のための臓器線量を算出する予定である。, 第103回日本医学物理学会学術大会}, title = {炭素線治療における照射外線量のモンテカルロ計算}, year = {2012} }