{"created":"2023-05-15T14:47:04.669759+00:00","id":64561,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"ecf9018b-0703-4389-8e56-f5f21145143a"},"_deposit":{"created_by":1,"id":"64561","owners":[1],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"64561"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:repo.qst.go.jp:00064561","sets":["10:29"]},"author_link":["636332","636331"],"item_10005_date_7":{"attribute_name":"発表年月日","attribute_value_mlt":[{"subitem_date_issued_datetime":"2012-02-29","subitem_date_issued_type":"Issued"}]},"item_10005_description_5":{"attribute_name":"抄録","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"サウジアラビア出張報告−緊急被ばく関連\n\\n緊急被ばく医療研究センター  立崎英夫、鈴木敏和 \n(出張期間:2012−2−25〜3−1)\n\\n本出張では、講義、発表と協力に関しての2回の討議が行われた。後者を先に報告する。なお、往路の遅延があったが、これに関しては別に報告所を作成し、国際室等も含めて対応中である。また、病院とのMOUに関する討議には参加していないので、本報告には含めない。\n\\n会合1\n会合日時:2012−2−28(火)、 13:30ごろ−16:30\n場所:Atomic Energy Research Institute (AERI), King Abdulaziz City for Science and Technology (KACST), P.O.Box 6086, Riyadh 11442, Kingdom of Saudi Arabia\n出席者:\nSaudi Arabia:Dr. Khalid A. Aleissa (Director, AERI)\nDr. Alisaeed Al-Zahrani, (Deputy Executive Director, Research Center, King Faisal Specialist Hospital & Research Center (KFSHRC) )\n日本: 立崎英夫、\n鈴木敏和、\n最初の部分は、辻井、鎌田、藤田、上野が同席\n\\n討議内容:\n重粒子の計画提案の話し合いが持たれた後、緊急被ばく医療に関する話し合いに移った。\n\\nKACSTから、しばらく保健省に緊急被ばく医療の中心となる施設の設立を働きかけてきたが、動きがないので、KFSHRCの緊急被ばく医療施設設立を先行させたいので協力して欲しいとの要望が出された。KFSHRC側は、強い興味を持っており、技術的に詳しい話を他のメンバーも加えて聞きたいとのことで、翌日別の会合をセットした。\n\\n放医研から、前回からの持ち越し事項になっていた、放医研の現行の器材と消耗品リスト(型番つき)を提示し、説明した。\n\\nなお、KFSHRCの立場は、保健省の下にあるわけではなく、King’s Cabinet の直下にあり、病院のBoard が方針を決定しているとのことであった。そして、このBoard はKing’s Cabinetに直接報告をあげる立場である。ただし、Boardのメンバーは10−12人いるが、現在の議長は保健大臣であるが、これは固定しているわけではなく、他の立場の人間が議長になることもあるとの事であった。\n\\nこの後、放医研の重粒子メンバーとDr. Al-Zahraniが退席した後、Dr. Aleiss,立崎、鈴木の3人で討議を続けた。まず、KFSHRCが退席した場で改めて、「前回どこの病院にするか決まっていなかったのに、保健省に無断で計画を先行させて良いのか?」との疑問に対し、保健省の優先順位がわからないこともあり、できる部分を先行させることが必要と判断するとのことであった。(この事情は、国内のことであり、外部の我々が理解する必要なないとのことであった。)今後、保健省が別の施設を国のセンターとして指定した場合、その施設と放医研の協力がやりにくくなることは無いかとの懸念を聞いたが、被ばく医療施設が複数あっても悪いわけではなく、またそれで放医研の関与が否定されることも無いであろうとの考えがDr. Aleissaから示された。\n\\nKACSTの立場を確認すると、国のemergency planning の放射線の部分のsecretary を務めているとの話であった。緊急被ばく医療施設へのKACSTの関与については、KACSTには医療施設がないので、場所としてKACST内に被ばく医療施設を作る考えはないが、放射線計測などでKFSHRCに協力していくとの話であった。\n\\n想定すべき事故として、Dr. Aleissaから、\n1.非破壊検査、工業利用などの線源による全身外部被ばく。\n2.密封された大きな線源が盗難されそれが破壊されて汚染が起こる事故(ゴイアニアのようなタイプ)\nの2つの場合が主たる対象と考えるとの話であった。20年以内に原子力発電所を建設する計画はあるが、しばらく先になるであろうから、当面対象として考えなくて良いとのことであった。なお、緊急被ばく医療ではないものの、原油スラッジに含まれるNORMも大きな問題となっており、容易でないことはわかっているが、これに対するWBCでの測定も課題の1つと考えているとのことであった。\n\\n会合2\n会合日時:2012−2−29(水)、 11:00−12:30\n場所:Al-Zahrani’s office, King Faisal Specialist Hospital & Research Center (KFSHRC), Riyadh, Kingdom of Saudi Arabia\n出席者:\nSaudi Arabia:Dr. Alisaeed Al-Zahrani, (Deputy Executive Director, Research Center, King Faisal Specialist Hospital & Research Center (KFSHRC) )\nDr. Ibrahim Al Jammaz, PhD, (Deputy Chairman, Senior Scientist, Cyclotron & Radiopharmaceuticals, KFSHRC)\n日本:立崎英夫\n鈴木敏和\n\\nまず、放医研から、緊急被ばく医療の概略と、必要な資源(人材と設備)について、今回の放医研設備リストも用いて説明した。\n\\n小規模の汚染事故は病院内での経験もあるとのことであったが、より大規模な汚染事故には、核種の違いもあり、別の設備を用意することが望ましいことを説明する。\n\\n対応事象として、前日話し合われたとおり、\n1.非破壊検査、工業利用などの線源による全身外部被ばく。\n2.密封された大きな線源が盗難されそれが破壊されて汚染が起こる事故(ゴイアニアのようなタイプ)\nの2つの場合が主たる対象との認識は共有された。原子力発電所の計画の考慮は後に考えるとした。それに加えて、テロの可能性も言及された。NORMの対応に関しては、緊急被ばく医療の医療対応は必要ないことから、多少分けて考えることが必要となった。\n\\n設立場所としては、将来原発が、紅海沿岸とアラビア湾岸にできる予定だが、広大な国土での搬送を考えるとその近辺で初期対応を行う医療機関が必要である。その場合でも、高度な緊急被ばく医療を行う施設をリャドに作ることは1つのオプションと考えられとのことになった。\n\\nKFSHRCに作ることのメリットについて話し合われた。同病院は、特別な地位(王族の診療を担う)を持った国内最高レベルの医療機関であるとのことであった。救急医療、骨髄移植を含む血液内科、形成外科いずれも機能を持っており、核医学等のため放射線管理者(RSO)もいるとのことで、緊急被ばく医療の国内の中心としても十分な能力を有するものと考えられた。\n\\n新しい施設の形態に関してはいくつもの可能性があるものの、最低限の機能を持つ緊急被ばく医療施設を既存の建物の一画を共用して設立する場合と、最高レベルの施設を設立する場合の2種類の計画についてまず検討するのが良かろうとの話になった。このためには、双方が協力して情報をまとめていく必要が指摘された。\n\\n今後の方針として、\n1.放医研側から、おおよその予算規模の目安を示し、それに基づき、KFSHRC担当者が、経営陣に本気で検討に取り組んで行くことの確認をとる。また、参考として、放医研の現行の施設見取り図をスケール付きで提供する。\n2.KFSHRCに設立する組織、施設の詳細案(オプション)を検討するため、小規模のworking groupを設立する。この構成は、双方から、medical doctor とhealth physicist等計測面をわかるものを含む、3−4人づつを選出することになった。なお、このWGの討議は、直接の会合と、TV会議やメール討議を組み合わせる。\n以上の方針で進めることとなった。\n\\n講演会\n日時:2012−2−28(火)、 8:50:00−11:45\n場所:Conference Hall, King Abdulaziz City for Science and Technology (KACST), Kingdom of Saudi Arabia\n\\n別紙プログラムのごとく開催された。約100人の参加者があり、軍関係者も何人か参加していた。保健省からの参加もあった。\n講演がやや長引いたこと、及び質問が活発にあったことから、予定時間を大幅に超過し、終了は11:45ごろになった。その後も、参加者からの質問や資料要求があり、会場を離れたのは12:30に成っていた。\n\\nまたKSA2テレビの取材があり、立崎、鈴木とも応じた。内容は、被ばく医療の一般的ことと、福島原発事故に関する、一般的な事であった。\n\\nICRM発表\n日時:2012−2−29(水)、 10:00−10:30\n立崎の発表、Session 10: Plenary State-of-the-Art Lectures C, “Overview of TEPCO Fukushima Daiichi NPP Accident”を行った。質問は、被災者の健康診断に関するものであった。鈴木の2月27日の発表は、飛行機の遅延のため、間に合わなかった。\n\\n所感:\nKACSTが方針を出している以上、当面KFSHRCに協力していく方針で良いと考えられる。\n講演会参加者の質問や討議を通して、緊急被ばく医療を現実感を持って考えている感触を持った。\n講演会場が冷房で極めて寒く、立崎は体調を壊した。\n \n別紙 講演会プログラム\n\\nالحوادث النووية اليابانية: الاستعدادات والتداعيات\nJapanese Nuclear Accidents:\nPreparedness and Consequences\n6 ربيع الثاني 1433هـ الموافق 28 فبراير 2012م\n28 FEBRURAY, 2012\nمبنى المؤتمرات رقم 36 بمدينة الملك عبدالعزيز للعلوم والتقنية\n9:00-8:50الافتتاح\n9:45-9:00مقدمة لطب الطوارئ الإشعاعية\nIntroduction of Radiation Emergency Medicineالبروفسور تاتسوزاكي\nProf. Tatsuzaki\n10:05-9:45أستعراض لتداعيات حادثة الحالة الحرجة في اليابان\nOverview of JCO criticality accidentالبروفسور سوزوكي\nProf. Suzuki\n10:15-10:05البروفسور تاتسوزاكي\nProf. Tatsuzaki\n10:35-10:15إستراحة قهوة\nCoffee Break\n11:00-10:35إستعراض حادثة محطة فوكوشيما دايتشي اليابانية\nOverview of TEPCO Fukushima Daiichi NPP accidentالبروفسور سوزوكي\nProf. Suzuki\n11:20-11:00البروفسور تاتسوزاكي\nProf. Tatsuzaki\n11:50-11:20مقدمة عن عداد الجسد الكلي وقياساته في طب الطوارئ الإشعاعية\nIntroduction of whole body counter and measurement for Radiation Emergency Medicineالبروفسور سوزوكي\nProf. Suzuki","subitem_description_type":"Abstract"}]},"item_10005_description_6":{"attribute_name":"会議概要(会議名, 開催地, 会期, 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