@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064545, author = {柴田, さやか and 柴田 さやか}, month = {Mar}, note = {高磁場MRIを用いた前臨床研究では、動物の不動化や生理状態の厳密な維持が不可欠である。形態的イメージングを実施する場合でも、動物の生理状態の悪化は、実験の再現性やデータの正確性を著しく損ない、長期的な経過観察が不可能となる。さらに、機能的イメージングを撮影する場合、体動の抑制に加え、体温維持、麻酔深度、血中pCO2や呼吸数制御が、MRIの信号強度にも影響し、実験結果をも左右しかねない。我々は、げっ歯類を対象に、呼吸システムの最適化を行い、モーションアーチファクトを軽減、人工呼吸下で長時間撮影後でも明瞭な画像を得ることができた。また体温維持システムの最適化により、動物を健常体温かつ少ない変動で保つことに成功し、長時間スキャン後の生還率が向上した。投薬のDead volumeを減らすことで、精密な投与が実現、血液量の増大を防ぎ、貴重な薬剤を少量投与できるなど実験の幅が広がった。また静脈ラインを添え木で固定することで針がずれるリスクを減らし、投与の失敗が減った。モニタリングシステムの多角化・最適化により、動物の生理状態に変動があった場合、迅速に対応することが可能なった。これらの最適化によって、小動物の長時間の全身麻酔下でも安定した生理状態を保ち、安定した前臨床MRイメージングが可能となった。, 磁気共鳴代謝研究会2012}, title = {前臨床用MRIにおける計測環境について}, year = {2012} }