@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064540, author = {鎌田, 創 and 鎌田 創}, month = {Mar}, note = {緊急被ばく医療において正確な線量評価は非常に重要な治療指針となる。とくに高エネルギー加速器や原子炉での被ばく事故ではガンマ線および中性子の被ばくが考えられる。したがって、予め放射線場の評価を行う事は非常に重要である。ガンマ線の測定には、NaI(Tl)シンチレータを用いたサーベイメータを用いているが、中性子が混在した放射線場においては、Naの中性子捕獲反応によってガンマ線線量を課題評価する傾向にある。そこで我々は、NaI(Tl)検出器の中性子とガンマ線による応答信号の立ち上がり時間が異なる事を利用して、飛行時間法と組み合わせて中性子と即発ガンマ線を弁別し、中性子・ガンマ線混在場におけるガンマ線の測定に着手した。 実験は、放射線医学総合研究所サイクロトロンおよび大阪大学核物理研究センターサイクロトロンを用いて行った。入射エネルギーに対して2 MeV損失となるような厚さのLiターゲット、入射粒子がフルストップになるような厚さのCuダンプを真空チェンバーに設置し、陽子を入射した。ターゲットから発生するガンマ線は、寸法3インチ径3インチ厚さのNaI(Tl)シンチレーション検出器をビーム軸上0度方向に設置して測定した。中性子とガンマ線の弁別には、各粒子に対する検出器応答信号の減衰時間の違いを利用した波形識別法を適用した。また、ターゲットにおける即発ガンマ線イベントは飛行時間法を用いて選定した。 結果、中性子とガンマ線の弁別がうまく行えた。この手法によってガンマ線による被ばく線量の過大評価を避けることが期待される。 今後は、ガンマ線発生量および角度分布の系統性 の導出も行う予定である。さらには検出器の応答特性を測定および計算によって高精度に取得していく。, 中性子/粒子線の利用、医療への応用}, title = {中高エネルギー領域のp-Li準単色中性子場におけるガンマ線測定}, year = {2012} }