@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064492, author = {尾松, 美香 and 小畠, 隆行 and 稲垣, 枝里 and 石井, 徳幸 and 木村, 卓 and 白石, 貴博 and 谷本, 克之 and 渡邊, 和洋 and その他 and 尾松 美香 and 小畠 隆行 and 稲垣 枝里 and 石井 徳幸 and 木村 卓 and 白石 貴博 and 谷本 克之 and 渡邊 和洋}, month = {Oct}, note = {[目的] 磁石式義歯を取り外したMRI検査の際、歯根部に固定しているキーパーにトルクが働き、検査後に義歯の磁石とキーパーとの吸着力が低下する可能性を第一報で指摘した。そこで、MRI静磁場によりキーパーにどのような磁気誘導性変位力およびトルクが生じるかを測定した。 [方法] ASTM規格(F2052)に準拠した磁気誘導性変位力測定を行った。偏向角を測定する装置にキーパー(Hicorex Slim4013、日立金属社製)を糸で吊るして1.5T MRI寝台上に置き、ボア開口部から60 cm外の位置からボア中心まで10 cm間隔で寝台を動かし、それぞれの位置での偏向角を測定した。また、キーパー(0.079 g)に1円玉(1.0 g)を1枚または2枚取り付けた場合もそれぞれ同様に偏向角を測定した。さらに、高磁場下磁性体トルク測定機(PT-7000、プロテック社製)を用い、20 mTの磁場下でキーパーに発生するトルクを測定した。 [結果と考察] キーパーのみ糸で吊るした磁気誘導性変位力測定では、ボア内で上向きの力がはたらき、吊るした糸が弛緩し偏向角測定が不能となった。一方、1円玉を1枚または2枚キーパーに取り付けた測定ではボア内でも偏向角を測定できたので、それらの結果を用い、磁場による水平変位力のみならず垂直変位力も考慮し、磁気誘導性変位力を求めた。その最大値はボア開口部で0.023 N(2.3 gf)であった。また、20 mTでの最大トルクは0.079 gf⋅cmであり、1.5 Tではキーパー(直径:4.0 mm)の端を1 kgf程度の力で引きはがすことに相当するトルクが発生しているものと換算された。義歯の磁石とキーパーとの間に100μmの間隙が発生すると、吸着力は4分の1に低下するので、6ヶ月毎の歯科でのメンテナンスが推奨されている。このメンテナンスがなされていない場合、MRI検査により、磁石式義歯の吸着力が低下する恐れがある。 [結論] 1.5T MRI検査時に歯科用磁性アタッチメントキーパーには、最大2.3 gfの変位力がはたらき、さらに、スキャナー内で大きなトルク(1 kgf×4 mm)が加わる。, 第39回日本磁気共鳴医学会大会}, title = {歯科用磁性アタッチメントキーパーに対する1.5TMRI静磁場の作用-第2報−}, year = {2011} }