@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064489, author = {川口, 拓之 and 島田, 斉 and Kershaw, Jeffrey and 須原, 哲也 and 伊藤, 浩 and 川口 拓之 and 島田 斉 and Kershaw Jeffrey and 須原 哲也 and 伊藤 浩}, month = {Feb}, note = {黒質のドーパミン作動性神経系ニューロンにおいて産生されるニューロメラニン(NM)はMRIにより画像化することができる。一方、このニューロンに発現しているドーパミントランスポーター(DAT)はPETにより測定可能である。本研究では、同一被験者を対象にMRIによるNM濃度信号の測定とPETによるDATの測定を行い、両者の関連を検討した。 60才代の健常ボランティア3名およびパーキンソン病患者5名を対象に、MRIによるNM画像の撮像と[18F]FE-PE2Iを用いたPET測定を施行した。PET画像から参照領域法によりDAT結合能画像(BPND画像)を計算した。また、BPND画像とNM画像を解剖学的に標準化し、全被験者の平均画像を参考に黒質の関心領域を決めた。NM濃度の指標(NM値)として黒質と小脳脚交差部の信号比を計算した。 健常者とPD患者のNM値はそれぞれ1.22±0.03, 1.15±0.05であったが、両者の間に統計的有意差はなかった(t検定: P<0.09)。一方、健常者とPD患者のBPND値は0.61±0.21, 0.37±0.05で統計的有意差がみられた(P<0.05)。また、全被験者を対象としたNM値とBPND値の間には正の相関傾向がみられた(R=0.32)。今後、症例数を増やして検討する必要があるが、黒質におけるNM濃度とDAT分布密度の関連が示唆された。, 第41回日本神経放射線学会}, title = {黒質におけるニューロメラニン濃度とドーパミントランスポーター分布密度の比較 ―MRIおよびPETによる検討―}, year = {2012} }