@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064428, author = {王, 冰 and 田中, 薫 and 季, 斌 and 小野, 麻衣子 and 方, 雅群 and 二宮, 康晴 and 丸山, 耕一 and 中島, 菜花子 and BEGUM, NASRIN and 樋口, 真人 and 藤森, 亮 and 上原, 芳彦 and 中島, 徹夫 and 須原, 哲也 and 小野, 哲也 and 根井, 充 and 王 冰 and 田中 薫 and 季 斌 and 小野 麻衣子 and 方 雅群 and 二宮 康晴 and 丸山 耕一 and 中島 菜花子 and BEGUM NASRIN and 樋口 真人 and 藤森 亮 and 上原 芳彦 and 中島 徹夫 and 須原 哲也 and 根井 充}, month = {Nov}, note = {アルツハイマー病(AD)は最も多い認知症タイプであり、その原因と疾患進行には未だ不明な点が多い。低線量照射による認知機能への影響は、生体の放射線被ばく研究にとって重要な関心事項である。動物を用いた最新の研究では、脳内のAD関連遺伝子の転写活性は低線量X線照射(0.1Gy)により変化した。これは照射による脳内分子ネットワーク及び分子経路への影響が、ADの進行や認知機能、そして加齢に関連している可能性があることを示している。低線量照射による認知機能やAD病理への影響を検討するために、C57BL/6Jマウスに対してX線(0.1Gy)または炭素線(0.05Gyまたは0.1Gy)で全身照射を行った後、海馬を採取し、AD関連遺伝子の発現を解析した。また、学習や記憶機能はモーリス水迷路テストを用いて評価した。アミロイドβペプチド(Aβ)の沈着はPETによるアミロイドイメージングを用いて評価した。ADの病理学的変化はアミロイド前駆タンパク(APP)、Aβ、タウ蛋白並びにリン酸化タウ蛋白の免疫染色により評価した。その結果、照射後4時間で、いくつかのAD関連遺伝子の転写レベルの顕著な変化が検出されたが、1年後、その変化は認められなかった。また、学習や記憶機能に変化はなかった。アミロイドの沈着や、APP、Aβ、タウ及びリン酸化タウの発現には、照射後の4ヶ月及び2年においても有意な変化が認められなかった。これらの結果から、低線量単回照射は、AD関連遺伝子に転写レベルの変化を誘導するが、認知機能やAD病理に有意な変化を起こすことはない事が示された。, 第54回日本放射線影響学会}, title = {低線量単回照射によるアルツハイマー病関連遺伝子の転写レベルの一過性変化は晩発障害として有意な行動異常や脳の病理学的変化を引き起こさない}, year = {2011} }