@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064418, author = {平川, 博一 and 矢島, 浩彦 and 中島, 菜花子 and 藤森, 亮 and その他 and 平川 博一 and 矢島 浩彦 and 中島 菜花子 and 藤森 亮}, month = {Nov}, note = {放射線がん治療は固形がんに対する確立された治療法である。がん細胞の放射線抵抗性の生物学的根拠の解明は、がん治療のさらなる向上にとって重要である。近年、固形腫瘍のごく一部に放射線抵抗性の細胞集団が含まれていること、それらはしばしば幹細胞のマーカー蛋白質を発現していることが示された。がんの放射線ならびに化学療法剤抵抗性はこのようながん幹細胞固有の性質が原因と考えられている。我々は、ヒト神経膠芽腫由来のA172細胞株が幹細胞維持用の無血清培養条件下で複数のがん幹細胞の特徴(スフィア形成、sox2蛋白の発現、等)を示すことを確認した。これらは、通常培地で維持された同細胞に比べ、X線さらには炭素粒子線にも抵抗性であることがコロニー形成法による生存率曲線から示された。照射後の二重鎖DNA切断によるヒストンH2Axのリン酸化は両者において観察されたが、がん幹細胞likeの細胞集団の方に、フォーサイ数の少ない細胞が明らかに多く含まれた。形態の違う2つの細胞集団の間で細胞周期の分布にほとんど差は無いため、両者に見られた放射線感受性の差は、二重鎖DNA切断修復の効率の違いによるものと考え、現在さらに検証を進めている。, 日本放射線影響学会 第54会大会}, title = {神経膠芽腫細胞株に由来するがん幹細胞likeな細胞の放射線治療抵抗性}, year = {2011} }