@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064414, author = {増永, 慎一郎 and 松本, 孔貴 and 平山, 亮一 and 櫻井, 良憲 and 田中, 浩基 and 鈴木, 実 and 近藤, 夏子 and 丸橋, 晃 and 小野, 公二 and 松本 孔貴 and 平山 亮一 and 丸橋 晃 and 小野 公二}, month = {Nov}, note = {【目的】 固形腫瘍内の酸素化状態の操作処置によるBNCT を含む 治療後の肺転移への影響を休止期(Q)腫瘍細胞の感受性をも加味 して分析する。 【方法】 B16-BL6 腫瘍を下肢に移植したC57BL/6 マウスにBrdU を連続的に投与し、固形腫瘍内の増殖期(P)腫瘍細胞を標識後、 急性低酸素細胞分画(HF)を解除するニコチンアミド(NA)を担腫 瘍マウスに腹腔内投与または、慢性HF を解除するとされる低温度 温熱処置(MTH)を腫瘍へ施行し、その後ガンマ線照射又はBSH もしくはBPA を用いたBNCT を施行した。照射直後に、腫瘍を 切離細切し単腫瘍細胞浮遊液を得、サトカラシン-B と共に培養後、 BrdU への免疫蛍光染色法によって、照射時にQ 細胞であった腫 瘍細胞の小核出現頻度(MNfr. )を得た。腫瘍内の全腫瘍(P+Q)細 胞のMNfr. は、BrdU 非標識腫瘍から得た。他方、照射後17 日後 に肺転移結節数も計測した。 【結果】 (P+Q)細胞の感受性はMTH よりもNA の併用によって、 Q 細胞の感受性はNA よりもMTH の併用によって、より効率的 に高められた。BPA-BNCT は(P+Q)細胞の、BSH-BNCT はQ 細胞の感受性をより増強した。無照射腫瘍では、NA 投与が肺転移 結節数を減少させ、腫瘍への治療後には、NA 投与併用もMTH 処 置併用も照射後の肺転移結節数を減少したが、特にNA 投与併用 が肺転移数を顕著に減少した。 【結論】 腫瘍内の酸素状態の操作処置は肺転移に影響する潜在力を 有し、中でも急性HF を解除するNA 投与は肺転移数を減少する ためには有望と考えられる。MTH 併用BSH-BNCT は局所腫瘍制 御を高めるのに対し、NA 併用BPA-BNCT には遠隔肺転移を抑 える潜在力があるのかも知れない。, 日本放射線影響学会第54回大会}, title = {局所腫瘍内低酸素領域の修飾が及ぼす遠隔肺転移能への影響― 局所腫瘍制御と遠隔転移能抑制の同時達成に向けて}, year = {2011} }