@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064413, author = {平山, 亮一 and 松本, 孔貴 and 野口, 実穂 and 鵜澤, 玲子 and 幸田, 華奈 and 古澤, 佳也 and 平山 亮一 and 松本 孔貴 and 鵜澤 玲子 and 幸田 華奈 and 古澤 佳也}, month = {Nov}, note = {放射線特有の生物影響として、酸素効果は古くから知られており、 それは放射線照射直前ならびに照射中に照射試料が酸素存在下にあ ることで、酸素が放射線の増感剤として作用することにより、無酸 素環境下との異なる生物応答を導く。本発表では、照射後の酸素の 存在に注目し、放射線照射後の生物影響(応答)に酸素がどのよう な効果をもたらすかを調べる為、まず低酸素環境下(<0.2?Hg) でのX 線ならびに高LET 放射線である炭素線(〜80keV/μm)を CHO 細胞に照射し、定電圧電気泳動法により細胞内DNA 損傷を 定量した。続いて照射した細胞を大気環境下と低酸素環境下で培養 (37℃)し、その後DNA 損傷を定量し、DNA 損傷修復における酸 素の役割について調べた。  X 線における低酸素下照射- 大気下修復の修復動態は、低酸素 下照射- 低酸素下修復に比べると明らかにDNA 損傷修復の早さ、 修復量の多さが判明した。例えば遅い修復コンポーネントでは酸素 の存在により、1.5 倍ほど修復半減期が早いことがわかった。また 大気環境下で5 時間DNA 損傷修復を行うと、残存DNA 損傷量は 全損傷量の5%程度まで減少するが、低酸素環境下では20%程度の DNA 損傷が未修復であった。しかし高LET 放射線である炭素線 誘発DNA 損傷においては、修復5 時間後においても修復時の酸素 の有無の違いによるDNA 損傷修復動態はかわらなかった。  これらの結果から、酸素は照射時だけではなく照射後の生物応答 にも影響することがわかり、特にその影響は高LET 放射線よりも X 線誘発DNA 損傷に対して顕著であった。, 日本放射線影響学会第54回大会}, title = {X線ならびに高LET 放射線によって生成されたDNA 損傷の低酸素環境下での修復動態}, year = {2011} }