@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064412, author = {井出, 博 and 中野, 敏彰 and 宮本, 真由美 and Shoulkamy, Mahmoud and 平山, 亮一 and 鵜澤, 玲子 and 古澤, 佳也 and 中野 敏彰 and 平山 亮一 and 鵜澤 玲子 and 古澤 佳也}, month = {Nov}, note = {電離放射線は、塩基損傷、鎖切断、DNA-タンパク質クロスリン ク(DPC)など多様なゲノム損傷を誘発する。塩基損傷や二重鎖切 断(DSB)の生成は共存酸素により促進されるが、DPC 生成は酸素 により阻害されるため低酸素条件下で生成量が多い。塩基損傷は塩 基除去修復機構、DSB は相同組換え・非相同末端結合により修復 されるが、DPC の修復機構や生物影響については未解明の点が多 い。本研究では、放射線が誘発するDPC の特徴、修復機構、転写 に対する影響を検討した。マウス下肢に移植したSCCVII 腫瘍を 炭素イオン線で照射し、DSB およびDPC を定量した。DSB 生成 量は常酸素:低酸素=2.4:1, DPC 生成量は常酸素:低酸素=1: 4.4 となり両損傷で酸素の効果が逆転した。また、放射線誘発DPC は、アルデヒド誘発DPC に比べ安定であることが示唆された。 DPC の修復については、培養細胞を用いてヌクレオチド除去修復 (NER)と相同組換えの関与を検討した。その結果、NER が除去で きるDPC の上限サイズは8 kDa であり修復に寄与しないことが明 らかとなった。未修復のDPC で停止した複製フォークは、相同組 換えにより処理され複製が再開されると思われる。転写に対する影 響は、T7 RNA ポリメラーゼを用いた試験管内反応で検討した。 転写鎖のDPC は転写を強く阻害するが非転写鎖のDPC の阻害効 果は弱いこと、さらに転写鎖のDPC は、高い頻度で転写エラーを 誘発することが示された。, 日本放射線影響学会第54回大会}, title = {DNA- タンパク質クロスリンク損傷の生成と生物影響}, year = {2011} }