@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064405, author = {松本, 孔貴 and 鵜澤, 玲子 and 平山, 亮一 and 小池, 幸子 and 和田, 麻美 and 鶴岡, 千鶴 and 安藤, 興一 and 古澤, 佳也 and その他 and 松本 孔貴 and 鵜澤 玲子 and 平山 亮一 and 小池 幸子 and 和田 麻美 and 鶴岡 千鶴 and 古澤 佳也}, month = {Nov}, note = {【背景・目的】現在の放射線治療は分割照射が標準的であり、これは炭素線治療に対しても例外ではない。単回照射と分割照射では、照射間に起きるDNA損傷の修復や低酸素領域における再酸素化など照射後の反応が大きく異なる。我々はこれまで単回照射による炭素線の優れた抗転移効果を報告してきたが、臨床における効果を知るには分割照射による実験が必須である。本研究では、高転移腫瘍に対しX線および炭素線による分割照射を行い、転移に対する効果を単回照射と比較する事を目的とする。【材料と方法】細胞はマウス骨肉腫由来LM8細胞を用いた。炭素線照射は6 cm拡大ブラッグピークの中心部で行い,参照放射線としてX線を用いた。細胞実験:細胞致死はコロニー形成法で調べ、遊走能および浸潤能はそれぞれBoyden chamberアッセイとMatrigel invasionアッセイで調べた。動物実験:C3Hマウスの下肢に移植した腫瘍に照射を行い,抗腫瘍効果は腫瘍増殖抑制とin vivo-in vitroアッセイによる腫瘍内細胞致死で評価し、転移能は自然肺転移実験モデルによる肺転移結節数の増減で評価した。【結果】細胞実験:1回照射に比べて分割照射では,分割回数の増加に伴い生存率、遊走能および浸潤能の亢進が見られ,その程度はX線照射群でより顕著であった。動物実験:分割回数が増加するにつれて増殖抑制,腫瘍内細胞致死効果の低減および肺転移結節数の増加傾向が観察された。これらの程度についても炭素線では少なかった。【結論】分割照射の効果を転移抑制の点から細胞・動物実験で調べた結果,他の生物学的エンドポイントと同様に高LETの炭素線では低LETのX線に比べ分割することによる効果の低減が少ないことが確認された。臨床で行われている分割照射でも,転移抑制の点で炭素線が優れている事が示唆された。, 日本放射線影響学会 第54回大会}, title = {高転移性腫瘍に対する分割照射の影響}, year = {2011} }