@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064402, author = {藤田, 英俊 and 中渡, 美也子 and 中村, 悦子 and 森竹, 浩之 and 下川, 卓志 and 今井, 高志 and 藤田 英俊 and 中渡 美也子 and 中村 悦子 and 森竹 浩之 and 下川 卓志 and 今井 高志}, month = {Nov}, note = {放射線治療において重篤な肺晩期障害の一つに肺線維症がある。我々はこれまで、マウスにおいて炭素イオン線照射による肺線維症の発症に系統差があることを報告してきた。この系統差の原因を明らかにすることは、個人差を考慮した炭素イオン線誘発肺線維症の予防や治療法の開発に有効であると考えられる。ブレオマイシンにより誘発される肺線維化モデルでは、肺のリモデリングに関わるMMP2, MMP9, TIMP1の発現バランスが崩れている事が報告されているが、放射線による晩発期に発症する線維化においては、これらタンパク質の関与は未だ明らかではない。本研究では、炭素イオン線照射誘発肺線維症におけるMMP2, MMP9, TIMP1の発現をマウス2系統間で比較した。 炭素イオン線10Gyを2系統のマウス(C57Bl/6J, C3H/He)の肺に照射し経時観察を行った。C57Bl/6Jでは照射後24週から肺の線維化が認められ、28週では5匹中5匹で線維化が観察された。一方で、C3H/Heでは24週で線維化が5匹中3匹観察されたが、28週では線維化が観察されなかった。この結果は、C57Bl/6J は経時的に線維化が進行していくが、C3H/Heでは一過性に線維化が起こりその後改善されたことを示している。そこで、この2系統間でのMMP2, MMP9, TIMP1の発現をリアルタイムPCRと免疫染色にて比較解析した。その結果、MMP2, TIMP1は線維化した肺での発現亢進が両系統で同様に認められたが、MMP9の線維化部位における発現量は、2系統で大きく異なっていた。本学会では炭素線誘発肺線維症の進行とMMP発現に関する系統間比較解析の結果について報告する。, 日本放射線影響学会第54回大会}, title = {炭素イオン線誘発肺線維症における肺組織リモデリング関連タンパク質の系統間発現解析}, year = {2011} }