@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064386, author = {アッサワプロンポーン, ナロンチャイ and 鈴木, 雅雄 and 宇佐美, 徳子 and 舟山, 知夫 and 横田, 裕一郎 and 武藤, 泰子 and 池田, 裕子 and 内堀, 幸夫 and 劉, 翠華 and 小林, 克己 and 小林, 泰彦 and ヘイ, トム and その他 and アッサワプロンポーン ナロンチャイ and 鈴木 雅雄 and 宇佐美 徳子 and 内堀 幸夫 and 劉 翠華 and 小林 克己}, month = {Nov}, note = {低LETおよび高LET放射線マイクロビーム照射で誘導されるバイスタンダー効果への細胞間情報伝達機構の関与 \nナロンチャイ アッサバプロンポーン1,2、鈴木雅雄3、宇佐美徳子4、舟山知夫5、横田裕一郎5、武藤泰子5、池田裕子5、内堀幸夫1、劉翠華3、小林克己4、小林泰彦5、トム ヘイ6、エドアー アザム2 \n1) 放射線医学総合研究所・国際オープンラボラトリー 2) ニュージャージーメディカルスクール・がん研究センター 3) 放射線医学総合研究所・重粒子医科学センター 4) 高エネルギー加速器研究機構・物質構造科学研究所 5) 日本原子力研究開発機構・量子ビーム応用研究部門 6) コロンビア大学・医学部 \n【はじめに】 低LET電磁波放射線と高LET粒子放射線照射によって誘導されるバイスタンダー効果のメカニズムの違いを明らかにすることは、放射線によるがん治療から宇宙放射線による人体影響リスク評価の広範囲の線量域に渡る生物影響研究にとって重要である。我々はこれまで、低LET電磁波放射線または高LET粒子放射線マイクロビーム照射装置を駆使して、ヒト正常線維芽細胞のDNA/染色体損傷に対するバイスタンダー効果の線質依存性とそのメカニズム解明としてギャップジャンクションを介した細胞間情報伝達機構の関与を明らかにすべく研究を行っている。 【実験方法】 実験には、理化学研究所細胞バンクより供給されたヒト皮膚由来正常線維芽細胞を用いた。各種放射線マイクロビーム照射は、高エネ研放射光実験施設の単色X線(5.35keV)、原研高崎量子応用研究所の炭素イオン(220MeV)、ネオンイオン(260MeV)、アルゴンイオン(460MeV)を利用し、コンフルエントに培養したヒト正常細胞の一個の細胞サイズよりも遙かに大きな間隔に設定したクロスストライプ状の照射点に対して種々の線量のマイクロビームを照射した。この照射方法で、マイクロビームディッシュ内の全ての細胞の内約0.04%の細胞のみにマイクロームが照射されることになる。DNA/染色体損傷は微小核形成法によって評価し、同時にギャップジャンクション阻害剤を併用することにより、バイスタンダー効果に対する細胞間情報伝達機構の関与を調べた。 【結果と考察】 X線マイクロビームおよびネオンイオンマイクロビーム照射サンプルの微小核形成頻度は、ギャップジャンクション阻害剤併用の有無に係わらず、有意な差は認められなかった。一方、炭素イオンマイクロビーム照射サンプルでは、ギャップジャンクション阻害剤を併用した場合に対して併用しない場合の微小核形成頻度は有意に高かった。以上の結果から、大多数の細胞に放射線が直接ヒットしていない集団において、予想を遙かに超えて微小核形成が誘導されるようなバイスタンダー効果が放射線の線質に依存することと、バイスタンダー効果誘導のメカニズムにギャップジャンクションを介した細胞間情報伝達機構が関与していることが示唆された。, 日本放射線影響学会第54回大会}, title = {低LETおよび高LET放射線マイクロビーム照射で誘導されるバイスタンダー効果への細胞間情報伝達機構の関与}, year = {2011} }