@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064377, author = {伊藤, 浩 and 茨木, 正信 and 正本, 和人 and 川口, 拓之 and 田桑, 弘之 and 谷口, 順子 and 菅野, 巖 and 伊藤 浩 and 正本 和人 and 川口 拓之 and 田桑 弘之 and 谷口 順子 and 菅野 巖}, month = {Nov}, note = {【目的】毛細血管から脳組織への酸素供給を説明するHyderらのモデルでは、有効酸素拡散能(D)、脳血流量(CBF)、および脳酸素摂取率(OEF)の関係はOEF=1-exp(-D/CBF)と定義されており、脳酸素消費量(CMRO2)はCMRO2=Ca•CBF•OEF (Ca: 動脈血中酸素濃度)である。Crossed cerebellar diaschisis(CCD)は神経繊維連絡を介した脳神経機能抑制であるが、CCDの領域ではCBFの低下の程度はCMRO2の低下よりも大きく、OEFは上昇することが報告されている。本研究では、CCDにおけるDの変化について検討した。 【方法】CBF画像上CCDを呈する閉塞性脳血管障害患者11名を対象にPETおよびO-15標識トレーサーによるCBF、OEF、CMRO2、および脳血液量(CBV)の測定を施行し、CBFおよびOEFより D値を計算した。両側小脳半球に関心領域を設定し、これらの測定値の非CCD側に対するCCD側の比(CCD側/非CCD側-1)を脳機能抑制による変化率として検討した。 【結果】脳機能抑制によるCBF、OEF、CMRO2、CBVの変化率はそれぞれ、-27±8%、10±6%、-20±9%、-25±32%であり、CBF、CMRO2、CBVの有意な低下、OEFの有意な上昇がみられた。また、Dの変化率は-17±10%であり、有意な低下がみられた。Ω(=Dの変化率/CBFの変化率)は0.60±0.30、Ψ(=CMRO2の変化率/CBFの変化率)は0.73±0.19であった。 【考察】以前に報告した脳賦活時での検討ではD値の有意な上昇はみられなかったが、脳機能抑制ではCMRO2低下に対応してCBFおよびD値が低下することが示された。Dは毛細血管血液量に比例するパラメーターであるが、脳機能抑制によるCBF低下時にはCBVも低下しており、脳機能抑制によるDの低下との関連が示唆される。, 第23回日本脳循環代謝学会総会}, title = {脳機能抑制による局所脳有効酸素拡散能の変化}, year = {2011} }