@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064361, author = {今田, 浩史 and 安田, 茂雄 and 大西, 和彦 and 横須賀, 収 and 今田 浩史 and 安田 茂雄 and 大西 和彦 and 横須賀 収}, month = {Oct}, note = {目的 当院では肝細胞癌に対する炭素イオン線治療の臨床試験を1995年より開始し、4つのプロトコール研究を経て2005年9月より高度先進医療に移行した。今回、門脈腫瘍栓を伴った肝細胞癌に対し炭素イオン線治療を行った症例の治療成績を検討し、その適応を考察した。 方法 対象は、2005年9月から2010年8月までに、当院にて門脈腫瘍栓を伴った肝細胞癌に対し炭素イオン線治療を施行した4例とした。局所制御率、各種生存率、肝有害事象を評価した。肝有害事象の判定にはNCI-CTC ver.2を用いた。 成績 患者背景は、男性3名、女性1名、年齢は中央値65歳(50-74歳)、最大腫瘍径は中央値4.6 cm (3.0-8.6 cm)、Vp2が2例、Vp3が2例であった。観察期間の中央値は16.5ヶ月(13.6-30.4ヶ月)であった。局所制御率は1年、2年ともに75%、累積粗生存率は1年100%、2年50%、無病生存率は1年25%であった。早期肝有害事象はgrade 0が3例、grade 1が1例、晩期肝有害事象はgrade 0が2例、grade 2が1例、grade 3が1例であった。Grade 3の有害事象はγ-GTPの上昇であり、治療前にすでにgrade 2レベルであったものが一過性にgrade 3に上昇、自然経過にてgrade 2に回復した。また、治療前と晩期のChild-Pugh scoreの変化では2点以上増悪した症例は認めなかった。 結論  今回の検討では、肝有害事象は許容できるものであり、4例中3例で局所制御が得られ、門脈腫瘍栓合併肝細胞癌に対する有用性が期待される。ただし、無病生存率が1年25%であり、今後さらなる予後の延長を図るためには、肝内他部位病変および肝外転移のコントロールが重要と考えられた。, 第19回日本消化器関連学会週間}, title = {門脈腫瘍栓を合併した肝細胞癌に対する炭素イオン線治療}, year = {2011} }