@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064311, author = {中西, 郁夫 and 今井, 耕平 and 大久保, 敬 and 中村, 朝夫 and 松本, 謙一郎 and 宮田, 直樹 and 小澤, 俊彦 and 福住, 俊一 and 福原, 潔 and 中西 郁夫 and 松本 謙一郎}, month = {Sep}, note = {生体が放射線に被ばくすると、生体内の水が分解されて活性酸素種やラジカルが生成し、放射線障害を引き起こす。緑茶カテキンや赤ワインに含まれているレスベラトロール等の天然フェノール性抗酸化物質は、活性酸素種やラジカルを効率良く消去することから放射線防護剤への応用が期待されている。しかし、高濃度のフェノール性抗酸化物質は細胞毒性を示すことが知られている。そこで本研究では、低濃度でも有効な放射線防護剤を開発する目的で、天然フェノール性抗酸化物質のラジカル消去活性の増強を試みた。  嫌気性条件下、アセトニトリル中、25℃で、レスベラトロールは、活性酸素種のモデルであるガルビノキシルラジカルを効率良く消去した。この反応は過塩素酸マグネシウム存在下で顕著に加速されたことから、レスベラトロールからガルビノキシルラジカルへの電子移動が起こり、中間体として対応するラジカルカチオンとガルビノキシレートアニオンが生成していることが示唆された。そこで、レスベラトロールに電子供与性のメチル基を導入すると、メチル基の数が増えるに従い、ガルビノキシルラジカル消去の二次反応速度定数が顕著に増大した。これはレスベラトロールに由来するラジカルカチオン中間体がメチル基によって顕著に安定化され、ラジカル消去活性が飛躍的に向上したと考えられる。, 第5回バイオ関連化学シンポジウム}, title = {放射線防護剤を指向した新規フェノール性抗酸化物質の開発}, year = {2011} }