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アイテム
福島原発事故への放医研の対応
https://repo.qst.go.jp/records/64275
https://repo.qst.go.jp/records/6427535088e95-69ad-45e7-9619-50c8036598f9
Item type | 会議発表用資料 / Presentation(1) | |||||
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公開日 | 2011-07-23 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 福島原発事故への放医研の対応 | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_c94f | |||||
資源タイプ | conference object | |||||
アクセス権 | ||||||
アクセス権 | metadata only access | |||||
アクセス権URI | http://purl.org/coar/access_right/c_14cb | |||||
著者 |
立崎, 英夫
× 立崎, 英夫× 富永, 隆子× 後藤, 孝也× 安藤, 裕× 明石, 真言× 立崎 英夫× 富永 隆子× 後藤 孝也× 安藤 裕× 明石 真言 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 福島原発事故への放医研の対応 (独)放射線医学総合研究所 ○立崎英夫 富永隆子 後藤孝也 安藤 裕 明石真言 【はじめに】 2010年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う津波により、東電福島第一原子力発電所(原発)で多量の放射性物質放出を伴う事故が発生した。この事故に際し、(独)放射線医学総合研究所(放医研)では、傷病者、作業者や周辺住民などへの様々な対応を行ってきた。その概要を紹介する。 \n【概要】 ?放射線被ばくと被ばく医療: 放射線による被ばくは、その形態から、外部被ばく、体表面汚染、内部被ばくに大きく分けられる。これらは、組み合わせで起きることもあるが、それぞれ違った特徴があり、対処方法も異なる。これらの被ばくに対して、医療従事者や周りの患者の安全を確保しつつ、救急処置、放射線測定、線量評価、総合評価、治療を行っていくのが被ばく医療である。 ?原発周辺の医療体制と傷病者対応: 原発周辺は、地震と津波によるライフラインの破壊で、放射線モニタリングシステムや現地対策本部を設置するオフサイトセンターが十分機能せず、医療機関も損害を受け、被ばく医療はもとより通常の医療も行えない状況になった。さらに避難区域が20 km まで拡大されたことにより、傷病者搬送にまで大きな支障が起きた。放医研では、翌3月12日朝には自衛隊ヘリにより現地に医療チームを派遣した。現地では、水素爆発により負傷した自衛隊員の放医研までの搬送及び放射線防護を指導し、放医研では除染、内部被ばく線量評価を行った。これまでに汚染検査、除染、線量評価のために放医研を訪れた患者さんは6名(6月8日現在)である。 ?住民及び作業者対応:地震後早期に給水等復旧作業に従事した警察、消防等防災関係者の汚染検査、さらには東電職員や協力会社の職員等の体位表面スクリーニング体制が不充分であったため、放医研でも体表面サーベイを行った。その人数は、6月8日現在2350名を超える。また、福島県内はもとより関東圏を中心に、多くの一般の人が放射線に対する不安を抱えられており、電話相談窓口で対応してきた。対応件数は、5月31日現在1万件を超える \n【まとめ】 現在まで、原発は情況が改善しているとはいえ、完全に低温停止という安定した状態になったわけではない。また、周辺地域にも、地域によって放射性物質も高濃度で残存している。今後もこれらの情況への様々な医学的対応が求められており、放医研も引き続き対応していく予定である。併せて、風評被害の防止のためにも、また、個人の不要な心理的不安の軽減のためにも、正しい知識の積極的発信が益々求められている。 |
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会議概要(会議名, 開催地, 会期, 主催者等) | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 第580回県下国立病院定例連合研究会 | |||||
発表年月日 | ||||||
日付 | 2011-07-08 | |||||
日付タイプ | Issued |