@misc{oai:repo.qst.go.jp:00064164, author = {今田, 浩史 and 加藤, 博敏 and 山崎, 将人 and 横須賀, 収 and 今田 浩史 and 加藤 博敏 and 横須賀 収}, month = {Dec}, note = {肝細胞癌に対する炭素イオン線治療の臨床試験は、1995年より放射線医学総合研究所で開始され、以後4つのプロトコール研究を経て2005年より高度先進医療に昇格した。52.8GyE/4分割で行われた第II相臨床試験で、5年局所制御率および累積粗生存率がそれぞれ94%、46%と良好な治療成績を収めたが、消化管が近接している場合は、放射線障害の危険性から不適当とされてきた。今回、腫瘍と消化管の間にスペーサーを挿入することにより安全に治療を行い得た1例について報告する。 症例は67歳女性。肝S4に径8cmの肝細胞癌を認め、紹介元病院で他の治療法につき検討された結果、根治的な治療は望めないと結論され、炭素イオン線治療を希望して当院を紹介受診した。腫瘍と食道・胃接合部が近接するため不適応と判断されたが、本人が炭素イオン線治療を強く希望したため、十分な説明と同意を得た後、腹腔鏡下にゴアテックスソフトティッシュパッチを挿入し、42.8GyE/2分割の炭素イオン線治療を行った。治療後3か月の評価において、スペーサー挿入に伴う合併症や肝有害反応を認めず、従来通りの良好な抗腫瘍効果を認めた。この方法は炭素イオン線治療の適応拡大につながる可能性があることから、今後症例を重ね、安全性と有効性の確認を行っていくつもりである。, 日本消化器病学会 第302回関東地方会}, title = {スペーサー留置により炭素イオン線治療を施行し得た消化管に近接した肝細胞癌の1例}, year = {2008} }